今の内だけ/ずーっと・・2017/06/17 19:27

今の内だけ/ずーっと・・
とぼとぼ歩きの私の後を追って来た感じ。目の前の草の葉に止まったアキアカネです。
真新しい体色、どこにも傷みの見られない翅が、生まれたてである事の証明。
”おっ、ピカピカのおニューだね” って言う感じの嬉しい出会いでした。
しかし、この若々しい姿を目にできるのも今のうちだけ。
この種の習性として、やがて、集団で高原に向け避暑旅行に旅立ってしまいます。
そして再び出会えるのは、暑い夏にも終わりの気配が漂い始める頃となります。
アキアカネ
”君の顔はバッチリ憶えておくよ。またここに戻ってね” って顔面迫写も一枚。
でも、それは全く詮ない望みなんでしょうね。
まぁ、ピンポイントでなくてもいいから、東京のどこかには戻って来て欲しいなと・・
コバネイナゴの幼虫
アキアカネとの遭遇機会は、この先しばらくの間、途絶えてしまいます。
一方こちらについては、この先この地で、ずーっとコンティニュアス。
草の葉に止まるアバタづらのリトルベィビー・コバネイナゴの幼虫です。
やがて背中に翅が生え、体格もがっしりとした逞しいものに・・
そんな成長の過程にレンズの目を向けるのも、この先の楽しみとなります。
”カメラサービスよろしくね” って言いたい気持ち。

※6/17に都内で撮影

やはり願い下げだなぁ2017/06/11 20:22

やはり願い下げだなぁ
時ならぬ枯れ景色。自然観察者にとっては目を覆いたくなる様な惨状です。
伸び盛りの草原に入ったエンジン除草機による徹底作業の結果と言う訳。
いずれ緑が蘇るとは思うけど、ここ迄刈られると、当分の間はダメだなぁ・・
しかし、それでも目を凝らしてなんとかと言うのが、自然観察者のしつこい所で・・
オンブバッタの赤ちゃん
根性を込めて探してみれば、居るもんです。動くやつ。
これはカラスノエンドウの豆のさやに止まっていたオンブバッタの幼虫。
除草機のカッターの攻撃を逃れて、僕はバッチリ元気だよ・・
秋が深まる頃まで生き続ける息の長い種。
こんな事に負けてたまるかって言う事の様です。
イナゴの赤ちゃん
しおれた草の葉にも鮮やかな緑色のチビが一匹・・
誕生後間もないと思われるイナゴの幼虫でした。
この小ささから見て、除草作業が終わった後、生まれ出たのかも・・
緑の草の旺盛な繁りが、ベビーフードになる筈だったのに、全くの当て外れ。
とりあえず、僅かに残る緑繁る場所への移住を検討しないといけないかも・・
ショウジョウトンボの雌
飛び跳ね族のチビたちにとって、かなり困った状況。
でも、ショウジョウトンボ・雌は、こんなにいい場所って他にないじゃん・・
地味な体色の為、枯れ草にうまく紛れ込めるし、倒れた枯れ草は止まりやすいし・・
しつこいオスのアプローチを避ける上では、最適な場所と思っているみたい。
徹底した除草作業結果への受け取り方は様々。
しかし、自然観察者としては、時期外れの枯れ景色は、やはり願い下げだなぁ・・

※6/11に都内で撮影

レギュラーメンバーが・・2016/11/29 20:53

レギュラーメンバーが・・
穏やかな陽射しが戻って来た草むらですが、昆虫たちの賑わいの戻りは無し。
じーっと目を凝らしてやっと・・それも単独でって言う状況に変わって来ました。
その僅かな遭遇対象は、毎年この時期まで生き延びるレギュラーメンバーだけ。
その一つがイナゴ。こんがり焼けた感じの体色が今の時期の環境にぴったり。
主食である水辺の草の葉も枯れ始め、食料探しの為に岸辺に移住した様です。
オンブバッタ
数あるバッタの中でも、最終盤までレギュラーポジションを占めるのがこれ。
超シンプルなとんがり体形を持つオンブバッタです。
今年もその通りの展開になって来ました。
勢いよく飛び跳ねる事もなく、動作は総じてモタモタ・・
こう言う省エネタイプの方がより長持ちするって言う事らしい。
ナナホシテントウの日光浴
イナゴやオンブバッタは、この先そう遠くない時期に消え去るさだめ。
一方このナナホシテントウは、本格的な冬になっても姿を消す事がありません。
木の幹の窪み等に身を潜めて冬を越す事が可能です。
と言う事で、好天の日にはこうして日光浴でヌクヌクするのが定番スタイル。
この冬も、様々な木の幹の、南に面した側に要注目です。

※11/29に都内で撮影

今年も順調に・・2016/11/03 20:37

今年も順調に・・
草むらの緑も徐々に枯れ色に変わり始めています。
これはそんな色変化が顕著なクズの葉で目にした光景。
交尾態勢にあるコバネイナゴのカップルです。
以前は鮮やかな緑だった体色ですが、今や、オス、メス共、くすんだ色合いに・・
緑の季節の終焉も間近。それを感じて、繁殖行動に熱を入れる時期に入った様です。
枝を這うジョロウグモ・雌
蜘蛛の世界でも、事情は同じと言う事みたい。
これは、樹木の太枝をゆっくり這っていたジョロウグモの雌。
網を張って、獲物を待ち伏せする姿は良く目にしますが、こう言う姿は珍しい。
でも、この蜘蛛の習性から察するに、この姿は当たり前と言う事なんでしょうが・・
ジョロウグモの卵
木立の中で良く目を凝らすと、それを証明するものに出会う事が出来ます。
その一例が、これ。
太い木の幹に産み付けられたジョロウグモの卵です。
雌蜘蛛が、枝や幹を這い回り、探し当てた最適の産卵場所がここだったと言う訳。
中央白い部分が卵塊。それを覆う様に細かい網が張られて、幹に固定されています。
蜘蛛の網と言えば、昆虫達を捕らえる為の恐ろしい凶器的存在。
でも、この場合は、次世代の命を優しく護る為に使われているんですね。
そしてこの中で冬を越した命が、来シーズンに昆虫達の天敵として再びデビューする。
そのサイクルが、今年も順調に回り始めた様です。ヤレヤレ・・

※11/3に都内で撮影

それぞれのスタイルで・・2016/08/15 21:10

それぞれのスタイルで・・
夏真っ盛り、昆虫の世界では随所でホットなシーンが繰り広げられています。
次世代に生をつなぐ為の交尾行動。それぞれの種がそれぞれのスタイルで展開中です。
これは草むらで目にしたショウリョウバッタのそれ。
背中に乗っかっている小さい方がオス。
それとは比べ様もない程、デカくてたくましいのがメス。
この様な体形差は、バッタの世界では良く見られる事ですが、それにしても著しい。
ハネナガイナゴの交尾シーン
これは、水辺の草で見たハネナガイナゴの交尾シーンです。
ショウリョウバッタ程ではないのですが、それでも体形差はしっかりありますね。
ところでこのシーンでは、下方にもう一匹が写っています。
隙あらばメスを奪い取ろうと言う態勢の様にも見えるけど、実態はノー。
上方のシーンには関心なし。水草の葉をムシャムシャかじるばかりでした。
目の前で繰り広げられるホットな行動は、もう少し成長してからと言う事みたい。
ヤマトシジミの交尾
バッタやイナゴの交尾シーンは、それなりに物々しくて迫力あり。
一方、蝶のそれは、ずーっと大人しめ。
これはヤマトシジミの交尾シーンです。
お互いがそっぽを向き合って、なんともよそよそしい。
花の蜜や木の樹液をお淑やかに吸うのが、蝶たちの食性です。
そんな生活スタイルの一端が、交尾行動にも現れている様に感じました。

※8/15と8/14に都内で撮影