レギュラーメンバーが・・2016/11/29 20:53

レギュラーメンバーが・・
穏やかな陽射しが戻って来た草むらですが、昆虫たちの賑わいの戻りは無し。
じーっと目を凝らしてやっと・・それも単独でって言う状況に変わって来ました。
その僅かな遭遇対象は、毎年この時期まで生き延びるレギュラーメンバーだけ。
その一つがイナゴ。こんがり焼けた感じの体色が今の時期の環境にぴったり。
主食である水辺の草の葉も枯れ始め、食料探しの為に岸辺に移住した様です。
オンブバッタ
数あるバッタの中でも、最終盤までレギュラーポジションを占めるのがこれ。
超シンプルなとんがり体形を持つオンブバッタです。
今年もその通りの展開になって来ました。
勢いよく飛び跳ねる事もなく、動作は総じてモタモタ・・
こう言う省エネタイプの方がより長持ちするって言う事らしい。
ナナホシテントウの日光浴
イナゴやオンブバッタは、この先そう遠くない時期に消え去るさだめ。
一方このナナホシテントウは、本格的な冬になっても姿を消す事がありません。
木の幹の窪み等に身を潜めて冬を越す事が可能です。
と言う事で、好天の日にはこうして日光浴でヌクヌクするのが定番スタイル。
この冬も、様々な木の幹の、南に面した側に要注目です。

※11/29に都内で撮影

今年も順調に・・2016/11/03 20:37

今年も順調に・・
草むらの緑も徐々に枯れ色に変わり始めています。
これはそんな色変化が顕著なクズの葉で目にした光景。
交尾態勢にあるコバネイナゴのカップルです。
以前は鮮やかな緑だった体色ですが、今や、オス、メス共、くすんだ色合いに・・
緑の季節の終焉も間近。それを感じて、繁殖行動に熱を入れる時期に入った様です。
枝を這うジョロウグモ・雌
蜘蛛の世界でも、事情は同じと言う事みたい。
これは、樹木の太枝をゆっくり這っていたジョロウグモの雌。
網を張って、獲物を待ち伏せする姿は良く目にしますが、こう言う姿は珍しい。
でも、この蜘蛛の習性から察するに、この姿は当たり前と言う事なんでしょうが・・
ジョロウグモの卵
木立の中で良く目を凝らすと、それを証明するものに出会う事が出来ます。
その一例が、これ。
太い木の幹に産み付けられたジョロウグモの卵です。
雌蜘蛛が、枝や幹を這い回り、探し当てた最適の産卵場所がここだったと言う訳。
中央白い部分が卵塊。それを覆う様に細かい網が張られて、幹に固定されています。
蜘蛛の網と言えば、昆虫達を捕らえる為の恐ろしい凶器的存在。
でも、この場合は、次世代の命を優しく護る為に使われているんですね。
そしてこの中で冬を越した命が、来シーズンに昆虫達の天敵として再びデビューする。
そのサイクルが、今年も順調に回り始めた様です。ヤレヤレ・・

※11/3に都内で撮影

それぞれのスタイルで・・2016/08/15 21:10

それぞれのスタイルで・・
夏真っ盛り、昆虫の世界では随所でホットなシーンが繰り広げられています。
次世代に生をつなぐ為の交尾行動。それぞれの種がそれぞれのスタイルで展開中です。
これは草むらで目にしたショウリョウバッタのそれ。
背中に乗っかっている小さい方がオス。
それとは比べ様もない程、デカくてたくましいのがメス。
この様な体形差は、バッタの世界では良く見られる事ですが、それにしても著しい。
ハネナガイナゴの交尾シーン
これは、水辺の草で見たハネナガイナゴの交尾シーンです。
ショウリョウバッタ程ではないのですが、それでも体形差はしっかりありますね。
ところでこのシーンでは、下方にもう一匹が写っています。
隙あらばメスを奪い取ろうと言う態勢の様にも見えるけど、実態はノー。
上方のシーンには関心なし。水草の葉をムシャムシャかじるばかりでした。
目の前で繰り広げられるホットな行動は、もう少し成長してからと言う事みたい。
ヤマトシジミの交尾
バッタやイナゴの交尾シーンは、それなりに物々しくて迫力あり。
一方、蝶のそれは、ずーっと大人しめ。
これはヤマトシジミの交尾シーンです。
お互いがそっぽを向き合って、なんともよそよそしい。
花の蜜や木の樹液をお淑やかに吸うのが、蝶たちの食性です。
そんな生活スタイルの一端が、交尾行動にも現れている様に感じました。

※8/15と8/14に都内で撮影

災難の時来たる2016/08/06 20:43

災難の時来たる
これ迄は草むらを居住地にしていたイナゴの仲間達が、水辺に集結し始めました。
止まっているのは決まってイネ科の植物。これはヨシの葉にいたコバネイナゴです。
今はまだですが、この先、盛大な食い跡を付けられた葉っぱが多くなって行く筈。
実りの秋を控えて、イネ科の植物にとっては、正に災難の時来たるって言う感じ。
オオカマキリの捕食
こちらは、今が旬の昆虫が遭遇した災難のシーン。
オオカマキリの終齢幼虫に捕らえられたアブラゼミです。
とにかく数が多いので、こんな災難に遭うセミがいてもおかしくはないのですが・・
感心させられるのは、カマキリ幼虫の狩猟能力です。
まだ背中の翅も生えきっていないのに、こんなに手際よくキャッチ出来るとは・・
思わず目を背けたくなるこんな光景を、この先多く目にする事になりそうです。

※8/6に都内で撮影

新しい自分に・・2016/07/26 22:44

新しい自分に・・
古い衣を脱ぎ捨てて新しい自分に変身する。それも極めて短時間に・・
草むらの片隅で密かに繰り広げられる昆虫の脱皮は、見る度に感動させられます。
この日目にしたのはイナゴの脱皮でした。
草の茎に下向きに止まって粛々と行われていました。
ここ迄抜け切れば、ほぼ完了です。
脱皮完了したイナゴ
抜け殻を離れて、同じ茎に逆向きに止まりました。
体が固まり切るまで暫くの間は、こうしている必要がある様です。
今、草むらのあちこちで、こんなシーンが粛々と同時進行している筈。
そして、好みのイネ科植物を求め、水辺の草地をめざして続々と・・
昆虫シーンは、夏から秋へ・・その変遷スピードを一層加速して行きます。

※本日撮影の画像ではありません(7/24に都内で撮影)