食欲の秋に・・2018/10/02 21:29

食欲の秋に・・
昆虫の食事マナーも様々。最近撮影した画像から両極端の2例を紹介します。
これはイネ科の水草に止まって食事中のコバネイナゴ。
前脚で葉っぱの端をつかみ、バリバリと食い始めていました。
食い跡はまだそれ程ひどくはありませんが、大きくえぐられた形になるのももうすぐ。
破壊者としての面目躍如って言う感じですね。葉っぱの悲鳴が聞こえてきそう。
ニラの花にいたヒラタアブの仲間
小粒なニラの花で多く見かけたヒラタアブは、まさに心優しき訪問者。
食事マナーも至って丁寧で、対象物を破壊する様な行為は一切しません。
これは口吻先端を花びらの表面に押し当てての静かな食事シーン。
この種は花粉を媒介する役目も担っているので、花にとってはウェルカムなお客の筈。
植物にとって歓迎出来ない訪問客もいれば、真逆のものもあり。
それらが入り乱れて、食欲の秋の昆虫ステージが盛り上がりを見せ始めました。

※本日撮影の画像ではありません(9/30に都内で撮影)

稲の子だから・・2018/09/18 20:18

稲の子だから・・
ヨシやススキ等イネ科の草が旺盛な繁り具合を見せる初秋の水辺。
この時を待っていた様に、岸辺の草むらから大挙移動した昆虫がいます。
それはイナゴの仲間達。食べ頃になった葉っぱを食い漁る為の集結です。
これはその一例。かなり細長い葉っぱなんですが、見るも無惨な状態に・・
小さな体に似合わず、大食いだなぁと感心してしまいます。
イナゴの繁殖行動
水辺の草に来た目的は、食欲を満たす為だけではありません。
オスとメスが出会って、こう言う状態になるのも、もうひとつの目標です。
食欲の方は、一旦脇に置いておいて・・
こんな光景を幾つも目にしましたので、来季も秋の水辺の主役の座は安泰の筈。
イネ科の草にとっては迷惑な話でしょうが、名前が ”稲の子” だから致し方ないか・・

※本日撮影の画像ではありません(9/17に都内で撮影)

食欲倍増の秋へ・・2018/08/18 20:33

食欲倍増の秋へ・・
足音が間近に聞こえ始めた秋は食欲倍増の季節。
草むらでは、それを先取りした様な光景を多く目にする様になりました。
例えばこれ。草の葉に止まって食事中のオンブバッタ2匹。
やがて雌におんぶする雄は、その体勢になると殆ど食事をしないのだとか・・
この2匹がその関係かは分かりませんが、雰囲気的には十分それもあり。
右側の体が小さな雄にとっては、”今の内に食いだめしておかないと” かも。
猛烈な食跡
水辺のヨシの葉にも、食欲モリモリの痕跡がありあり。実に見事な平行線でした。
さて、こんな器用な食い方をする猛食家の正体とは?・・
セセリチョウの幼虫辺りが疑わしいのですが、現場を押さえていないので、何とも。
イナゴの終齢幼虫
イネ科の草の葉を好む昆虫としては、イナゴの仲間も筆頭格に挙げられます。
これ迄は岸辺の草地で生活していたのですが、いよいよ本来の居場所に・・
これは、”さぁ、猛烈に食いまくるぞ” と気合いを入れている一コマでしょうか。
(コバネイナゴと推定)

※8/18に都内で撮影

今日も秋雨2017/10/14 20:18

今日も秋雨
秋の雨は、真夏を挟んでの梅雨の裏返しとされますので、仕方ないけれど、鬱陶しい。
水辺の草に止まっていたコバネイナゴもそんな心境でしょうか。
いつもなら、盛大な食い跡を付けて食欲全開なんですが、今日はひっそり。
キクイモの花に止まるカタツムリ
反対に、カタツムリ達は ”今日もいいお日和だね” って言う感じ。
草地のあちこちで、数多くを目にしました。
これは、キクイモの花の枯れ掛かった花芯に止まっていた一匹。
頭部を花芯に接近させて、どうやらお食事中だった様です。
カタツムリの食性は、植物が主対象で、特に枯れかかった物がお好みらしい。
ここにいるのは当然の行動なんですね。
ジョロウグモは魔女の顔?
一方昆虫たちは、総じて雨は苦手。
そしてそれを狙う蜘蛛たちも同様にと言う事なんですね。
網を張れども、引っかかるカモは現れず、ただ網中央にじーっと鎮座するのみ。
おかげで、今日はじっくりとディテールを観察する事が出来ました。
これは、ジョロウグモ(雌)のお腹に注目した一枚。
以前から、まがまがしい感じだなぁと思っていたけれど、こう迄凄いとは・・
魔女の顔をも連想させる様な・・残忍な性格が顔に現れるの典型でしょうか。

※10/14に都内で撮影

秋の草にて・・2017/09/09 21:36

秋の草にて・・
久し振りに注いだ豊かな陽射し。それを受け伸び盛りの秋の草が輝いていました。
そんな中で目にした極めて異質なダーク調の物体。
近づいて見たら、これ。成熟したコカマキリでした。
オオカマキリやハラビロカマキリに比べ、小柄で迫力と言う点では今ひとつ。
でも、カメラに向ける視線は相当にきつめ。気の強さについては同等の様です。
ツチイナゴ成虫
秋の草に集まる昆虫は多種多様。
しかしそれらは、草が枯れるのに同期して消え去るのが自然界の流れです。
しかしこのツチイナゴについては、その法則が当てはまりません。
少し前までは、緑色だった体も褐色系に変化。枯野への対応は万全と言う感じ。
このカムフラージュ色で冬を越し、来季に繁殖行動をして生を終えます。
尚、後で気づいたのですが、画像下方に交尾中のアワフキのペアーが写っていました。
このツチイナゴにとっては、こんなシーンに至るのは、まだまだずーっと先の事。
気が遠くなる程の長い時間を経た上でです。
危険がいっぱい
水辺の草でいま多く目にするのが、緑色のイナゴ・いわゆる普通のイナゴです。
その目的は、草をムシャムシャ食べる事と、繁殖行動の相手を見つける事。
緑の草が枯れ切るまでに、それらを完了しなくてはなりません。
当然、行動にも熱が入っている事でしょうね。
でも、油断大敵!・・この画像上方にも小さなクモがスタンバイ中でした。
クモの小ささから見て、セーフかも知れないけれど、用心に越した事はなし。
秋の終わりまで、無事に過ごす上では、様々な危険が待ち構えている筈です。

※9/9に都内で撮影