梅雨入りの日に・・2017/06/07 20:48

梅雨入りの日に・・
関東もいよいよ梅雨入りしたとの発表がありました。
日中には降雨はありませんでしたが、空気の重さは確かにそれを実感させるもの。
このハラビロカマキリ幼虫も、雨の降り出しが近い事を感じているのでしょうか。
葉っぱの裏側に張り付いて、ひっそりと忍びの構えをとっていました。
動物的・否・昆虫的勘が働いてって言うやつでしょうか。
クロオオアリの女王蟻
じとーっと肌にまとわりつく重い空気、迫り来る雨の予感。
そんな多雨の時期に入ると、必ず目にする様になる光景があります。
今日は、旬の花・ガクアジサイの蕾の上で目撃しました。
真新しい翅を持ったクロオオアリの女王アリ。
今の時期になると、それ迄の巣を離れ、良き伴侶に出会う為の結婚飛行に旅立ち・・
さて、孤独なこの女王に、この先どんな運命が待ち受けているのやら・・
キボシツツハムシ
小さいけれど派手派手!・・そんなキャラクターを持つキボシツツハムシです。
このハムシとの出会いも、割と今の時期に限られる様に感じます。
たった一匹だけでしたが、今年もその通りの展開に・・
”それにしても、小さいけど目立つなぁ” が、いつもどおりの感想でした。

※6/7に都内で撮影

アリの世界もアリ2017/06/01 19:28

アリの世界もアリ
普通種の代表とも言える昆虫がアリ。そこいらじゅうにウジャウジャいます。
見慣れた種の筈なのに、その素性は意外と知られていない様にも・・
最近撮影した画像の中から数点ピックアップして、その一端を・・
まずは、葉っぱに熱烈キッスをする大形のアリ。
葉っぱの表面にある蜜腺から沁みだす蜜を吸いとろうとしているシーン。
マッチョな体形に似合わぬ繊細な食事風景だなぁと・・
アリの共食い
同じく大形アリの食事風景ですが、こちらは全然繊細じゃぁない。
今まさにかぶりつこうとしているのは、ミニサイズのアリでした。
大きさはかなり違いますが、いわば共食いって言う訳。
チビアリにとっては、こんな凶暴な奴がいたんじゃ、おちおち散歩も出来ないよ。
違和感アリのアリ
お腹が赤っぽいアリもいるんだなぁと、一枚!・・
って言うか、それは全くの勘違い。足の数(8本)を見れば一目瞭然なんですが・・
アリグモの顔
正面から見るとこの通り。アリがこんなギョロ目を持っている筈もない。
こいつの正体は蜘蛛。アリに擬態して獲物をゲットするアリグモの一種でした。
これは、”獲物よ、いつでもいらっしゃい” のポーズですね。
小さなアリを襲っていた大形アリも、こいつに襲われたら、なす術無しでしょうね。
イモムシとアリのコラボ
ちょっとコミカルなシーンも一枚。
コンクリ塀の上をニョロニョロ這っていたイモムシとチビアリのコラボシーンです。
チビがイモムシのお尻にちょっかいを出していました。こいつ、うまそうだなぁ・・
イモムシはそれを察知して、頭を振って、イヤイヤ!・・
イモムシはこの後、塀から転げ落ちて、難を逃れました。
この場合は一匹だけだったからいいけれど、チビアリも集団で結束すれば・・
何はともあれ、いろいろあります。
小さくて目が疲れるけど、アリの世界の実態観察、これからも大いにアリだなぁと・・

※6/1と5/30と5/29に、いずれも都内で撮影

マルチパフォーマー2017/05/25 20:00

マルチパフォーマー
最も遭遇機会の多い昆虫と言えば、アリが筆頭格に位置するのではないでしょうか。
ただ余りにも小さくて目に留まらないだけ。
視点をルーペモードに切り替えて見ると、結構面白い習性を知る事が出来ます。
まずは小さな花(ハハコグサ)に止まる小さなアリ。甘い蜜を堪能中。
スポンジケーキに首ったけって言う感じ。最も妥当なアリらしい行動ですね。
花外蜜腺に惹かれるアリ
がっしりとした体形のこのデカブツはクロオオアリでしょうか。この行動は一寸変。
花ではなく、草の葉っぱに口吻をすり寄せて、何かに熱中していました。
これもアリの仲間が良く見せる摂食行動です。
葉の表面にある花外蜜腺から沁みだす蜜を吸い取ろうと言う算段らしい。
デカブツらしからぬ繊細な作業だなぁと・・
でも、夢中にさせるだけの価値のある栄養豊富な蜜なんでしょうね。
自然界のクリーニング役
さてこちらは自然界のクリーニング役を遂行中のシーンです。
トホシテントウの死骸に接近中のアリ。この後とる行動は当然の事ながら・・
アリはまさにマルチパフォーマー。注目すれば多様な行動に出会う事が出来ます。
しかし、目が疲れるし、カメラのフォーカスも合いにくいし・・

※5/25に都内で撮影

いまの草むらで・・2017/05/04 20:44

いまの草むらで・・
いま、草むらでは、この先の季節に向けて、新顔の登場が続々と・・
今日は、オオカマキリ幼虫の散歩風景に出会いました。
この種幼虫はこれ迄も数度目にしたのですが、どれもが季節を先取りし過ぎた感じ。
その後、消息がばったり途絶えました。寒さの戻りに耐えられなかったのかも・・
今日目にしたこれは、季節の進展に順当に従った感じ。
この先、夏に向けて、他の昆虫から恐れられる存在に着実に成長して行く筈です。
カラスノエンドウにたかるアリ
オオカマキリ幼虫が散歩を始めた草むらで、いま良く目にする光景がこれ。
花盛りとなっているカラスノエンドウの繁みで度々目にします。
小さなアリの群れが、花ではなく、茎を伝って行ったり来たり・・
一体何をしているの?って言う感じですが、その答えはこの画像の中央付近にあり。
一匹のアリが茎の分かれ目にある黒い穴みたいのを覗き込んでいます。
花外蜜腺に惹かれるアリ
さらに確認してみるとこの通り。
別のアリが、黒い穴に顔を近づけて何かしようとしています。
黒い穴は ”花外蜜腺” と言われる器官で、ここからは甘い蜜が噴出するらしい。
その事を知って、アリが、蜜を欲しさに黒い穴目指して殺到していたと言う訳。
この器官の目的は、カラスノエンドウにとっての害虫・アブラムシ撃退対策だとか・・
つまり蜜でアリを誘い込んで、アブラムシを退治して貰おうと言う魂胆ですね。
で、そのもくろみ通りに事が運んでいるのか?・・それはかなり微妙な様にも。
それを物語る光景にも、近々出会えそうです。

※5/4に都内で撮影

それぞれの食事法2017/04/29 20:22

それぞれの食事法
数を増した草むらの昆虫たち。
それぞれがそれぞれのスタイルでお腹をくちくする事に夢中です。
これはアジアイトトンボの定番食事スタイル。
小昆虫を捕らえて来て、草の葉にとまり、ゆっくり咀嚼するスタイル。
小昆虫達にとっては、昆虫界の猛禽類として恐れられる存在となっている筈です。
ヘラオオバコの花とヤブキリ幼虫
同様に本来は肉食性なんですが、今の時期は草食性なのがキリギリスの仲間。
春の野に咲く花をかじる姿を随所で目にする事が出来ます。
これは、風変わりな形のヘラオオバコの花にいたヤブキリ幼虫です。
何となく、パイナップルを皮ごとかじっている様にも・・美味しいのでしょうか。
葉っぱを舐めるアリ
ノイバラの若葉で目にした食事風景は、ちょっと不思議な感じ。
大きなアリが、葉っぱの表面を舐める様な動作を繰り返していました。
一体何をしているの?って言う感じですが、これはアリの食事法の1バリエーション。
葉の表面にある花外蜜腺と言う器官から出る蜜を摂取している最中と言う訳。
蜜を提供する代わりに、葉を食害する昆虫を退治してねって言うもくろみなのかも・・
蜜の量は微々たる物だと思うのですが、アリのお腹のこの膨らみ具合たるや・・
日がな一日、蜜吸いに大忙しと言う事なのかも知れません。

※4/29に都内で撮影