この花も中々だね2018/04/07 21:33

この花も中々だね
草むらの春を彩る花のひとつ・ハルジオンが続々と開き始めました。
北米原産で繁殖力が強く生態系への影響も大な為、侵略的外来種と言う扱いらしい。
しかし昆虫たちにとっては、そんな事はいっさい関係なし。
お腹を満たす貴重な花として、春の野に欠かせない花となっている様です。
今日も来客の数、極めて多し。
これ迄はタンポポの花に夢中だったヤブキリ幼虫も、早速やって来て浮気中。
”タンポポもいいけど、この花も中々だね” って言う事の様です。
開きかけの蕾を食らうアリ
まだ開ききらないつぼみには小さなアリが止まっていました。
で、さっそく、花びらの赤ん坊(?)をムシャムシャ・・
綺麗に咲こうとしていたのに、これをやられたらたまったもんじゃありませんね。
食われたハルジオンの花
こんな風に部分的に欠けてしまった花を見かける事も度々です。
侵略的外来種も、既存の昆虫達の手・否・口に掛かれば・・
草むらでの静かな攻防戦がこの先も続いて行きそうです。

※4/7に都内で撮影

しめしめ、いいヤツが・・2018/03/30 20:38

しめしめ、いいヤツが・・
これ迄は花開いても来客の数はいま一つだったタンポポですが、だいぶ様変わり。
蜜を求めてやってくる昆虫の数、極めて多しと言う状況になって来ました。
これは、シジミチョウの仲間・ヤマトシジミの吸蜜です。
長い口吻(ストロー)を花の中に差し込んで、美味しそうに(?)チューチュー。
何の不自然さも感じない、良く見慣れた春の野の風景なんですが・・
タンポポで吸蜜するアリ
蜜を求めてタンポポを訪れるのは、もちろん蝶だけではありません。
良く見かけるのがこれ、花の上をちょこまか動き回る小さなアリです。
でも、この場合は蝶に比べて、何とも窮屈そうな体勢になっていますね。
びっしり並んだ花びらの中に顔を突っ込んで、蜜のありかを探っている感じ。
蜜を出す蜜腺は、どうやら花びらの奥の方に潜んでいるみたい。
蝶は長い口吻を蜜源に差し向ければいいけれど、それを持たない昆虫は・・
このアリの様に、花に潜り込む食事スタイルをとるしかない様です。
タンポポで吸蜜するハチ
このハチの場合も然り。花に頭を突っ込んで、今まさに吸蜜中のワンシーンです。
注目点は体に付いた黄色い粒々。体表面に生えた繊毛に付着した花粉です。
タンポポにとって、昆虫に期待するのは、繁殖の為に必要な花粉の媒介役。
このハチはアリに比べて体も大きいし、運んでくれる花粉の量も桁違いに多そう。
タンポポは、”しめしめ、いいヤツがやって来た” って言う気持ちでしょうか。
こんな平和な共存関係を目にする様になったのも、春本番到来の証しと言えそうです。

※3/30に都内で撮影

共存関係?・・2018/03/28 20:28

共存関係?・・
今を盛りと咲くヤマブキの花。明るい黄色がかなりの迫力で目に迫って来ました。
ところで、いくつかの花にはちょっと気になるオマケが・・
画像左側に写っている緑色の物体。良く見ればバッチリ蜘蛛の形をしていますね。
植物の一部分の様な体色で獲物をあざむく、ワカバグモでした。
”蜜を求める虫よ、いつでもいらっしゃい” のポーズで待機中。
花は沢山シベを立ち上がらせて、花粉媒介役のアブやハチに対してウェルカム!。
そんな気持ちの花にとっては、この蜘蛛はどう見ても邪魔者ですね。
”早くあっち行け” って言う気分だったかも・・でもこいつ、絶対どきませんね。
カラスノエンドウとアリ
こちらは、花と昆虫の ”仲良し・共存関係” の一例です。
野草カラスノエンドウで良く目にする光景。花の周囲を動き回るアリです。
茎や葉の上を行ったり来たりしながら、必死に何かを探しているみたい。
で、このアリは ”この花はダメだわ、次行ってみよう” となって降下中。
カラスノエンドウで吸蜜するアリ
これは、目的の物が見つかって、集団行動中の一コマです。
アリが探し回っていたのは、花外蜜腺と呼ばれる蜜を分泌する器官。
この花ではその器官が豊富に蜜を供給中だった様です。”おいしいね” って、皆満足。
アブラムシ等の害虫をアリに退治させる事がこの草の目的。
蜜はその為の誘惑手段と言う訳ですね。
でも、その狙いがズバリ的中しているかと言うと・・どうも疑わしい。
”害虫を食べるより蜜の方がいいや” って、吸い終わると即退散の例が多いみたい。
花と昆虫の共存関係の具体例と言えるかどうかは、ちょっと微妙ですね

※3/28と3/27に都内で撮影

春のアリたちは・・2018/03/18 20:20

春のアリたちは・・
冬の間は大した動きを見せなかったアリ達も、春の訪れを受けお仕事モード全開です。
食欲を満たす、食料探しをする、巣穴作りに大忙し等々、とにかく超アクティブです。
まずは食欲を満たすのワンシーンから・・カラスノエンドウの花で目にしました。
紅色の花の下方に小さなアリが貼り付いている事を確認出来ます。
因みに右側が頭部ですが、その口先が花の付け根あたりに向けられていますね。
この部分は、この花がアリを惹き寄せる為に設けた花外蜜腺と言う器官です。
ここから蜜を滲み出させてアリに吸わせようと言う作戦。
その代償として、花や葉を荒らす害虫を退治してねって言う腹づもりです。
このアリは作戦にまんまと引っ掛かったと言う訳。さて実際のお役立ち度は?・・
イモムシを運搬中のアリ
こちらのアリは食料をゲットして、エッチラオッチラ、巣穴に持ち帰ろうと重労働中。
口にくわえているのは、何かのイモムシでした。
しかし、早春の草地には色々な物が雑然と転がっていて、スムーズには進めません。
これは、ブラシ状の毛が付いた草の種子の上をヨタヨタ歩行中の一コマです。
いい食料が見つかって良かったけど、ほんと疲れるわって言う感じに見えました。
それにしても、運搬対象のイモムシにとっては、とんだ災難。
厳しい冬を乗り越えて、いよいよこれから と言う時にねぇ・・
巣穴造りに奔走中のアリ
こちらもひたすら体を酷使して重労働中。巣穴作りに奔走中のアリでした。
右側、縦に黒く見えているのが、今まさに建造途中の巣穴入り口。
このアリが口にくわえているのは、穴の中から運び出して来た泥の塊です。
穴を掘り進むと言うのは、こうした地道な作業の積み重ねなんですね。
このアリだけでなく、多数のアリが入れ替わり立ち替わり同じ作業を遂行中。
待ちに待った春が来たなんて喜んでいる暇なんてないみたい。
以上3ショットをゲットした上での感想は、やはりアリって偉いなぁ・・

※3/18に都内で撮影

春はデンジャラス!2018/03/17 21:16

春はデンジャラス!
戻って来た穏やかな春の陽射し。草地ではアリたちの動きが活発でした。
これ迄は巣作りの為の材料運びが殆どでしたが、今日は違う行動を見せるものも・・
カラスノエンドウの繁みでうろちょろしていたこれがその一例です。
この草は、花外蜜腺という器官から蜜を沁み出させてアリを誘う習性を持ちます。
草にとっての害虫を、アリに退治させようと言う作戦なんですね。
このアリはその誘惑スポットを探索中だったみたい。
”ここら辺にありそうかなぁ?” って言う感じ?・・
ササグモ、アリを捕らえる!
蜜源探しに夢中になり過ぎると、思わぬ災難に見舞われる危険性も・・
その一例がこれ。カラスノエンドウの繁みの近くの別の葉上で目撃しました。
ササグモが、前脚でガッチリキャッチしているのは、小さなアリ。
待ち伏せ型のこのクモにとって、ウロチョロ動き回るアリは格好の獲物だった様です。
今日はアリたちの動きも活発だし、ほんと、いいお日和だなぁ・・
アオオビハエトリ(蜘蛛)
アリたちにとっての脅威の存在はササグモ一種だけではありません。
アリの巣の近くで待機中だったこれも恐るべき強敵に違いありません。
アリの姿に擬態する蜘蛛の一種・アオオビハエトリです。
”仲間がいるぞ” って油断させておいて、近づいた瞬間、前脚でガッチリ!。
私が見ている間、そんな残虐シーンは起きませんでしたが、その内きっと・・
草地にはのどかな春の雰囲気が・・でも実はかなりデンジャラス!を実感しました。

※3/17に都内で撮影