ご苦労様と・・2019/12/28 20:57

ご苦労様と・・
観察地のごく限られたエリアですが、季節の進展にそぐわない感じの場所があります。
そこで今日ゲットした画像がこれ。緑の草の葉に止まるオンブバッタの幼虫です。
初夏の頃に誕生し、秋遅くまで生き続けるバッタですが、今の時期にこの姿とは・・
以前から注目していましたが、今日も無事目撃する事が出来ました。
もしかすると、このまま年越しするかも。そうであってくれればと願い、一枚!。
(左に小さなハエが写っていますが、こちらは冬の間も現役続行の筈です)
オオカマキリの卵のう
元気に生き続けるオンブバッタ幼虫は、いわば例外的とも言える存在。
今の時期の昆虫観察は、卵や蛹の形で冬越しをする物への注目がメインとなります。
その主要ターゲットのひとつがこれ。各種カマキリが産み落とした卵のうです。
これはユキヤナギの小枝で目にしたオオカマキリの卵のう。
どっしりとした釣鐘形がこの種の卵のうの特徴。これは正に理想的な形ですね。
ちょっとおかしな形のオオカマキリ卵のう
近くの小枝には、もう一つ産み付けられていました。でも、これは形が何だか変!。
サイズもだいぶ小さいし、形も上下に押しつぶされた様にひしゃげています。
私の勝手な推測ですが、正常な形に産みつけようとしたけど、材料が底をついて・・
もしかすると、これが、この母虫の最終作品だったのかも知れません。
既に命は尽きてしまったかも知れませんが、ご苦労様と言いたい気持ちに・・

※12/28に都内で撮影

このまま順調に・・2019/12/20 21:42

このまま順調に・・
穏やかな陽射しが降り注いだ一日。こんな日はきっとと思い、限定観察エリアへ・・
結果はこの通り。期待通りの出会いが叶いました。
草の緑が僅かに残るエリアに、少数生息するオンブバッタ幼虫です。
一時に比べて、数は明らかに減少しましたが、それでも、良く目を凝らせば・・
これは枯葉の上に止まっていた1匹。
私の感想は、以前に比べ、体つきも大分しっかりしたんじゃないの・・
それを実証する画像を下に掲載します。
翅が生え始めたオンブバッタ幼虫
カメラの接近に気づいて、近くの枯れ茎に跳び移った際の側面ショットがこれ。
注目点は、やや見づらいのですが、背中の少し盛り上がった部分。(矢印で表記)
細かい筋模様が確認出来ます。この特徴から見て、生え始めたばかりの翅でしょうね。
成虫になる為の一歩を、着実に踏み出したと言ったところでしょうか。
願わくばこのまま順調に・・北風よ吹くな、雪よ降るなって、応援したい気持ちに・・
しかし、現実としてはなぁ・・

※12/20に都内で撮影

帳尻はバッチリ2019/12/15 20:35

帳尻はバッチリ
澄み切った青空。それをバックにくるりと輪を描いて飛翔するトンビ・・
突先に止まるモズ
・・高い木の突先に止まり、縄張り宣言の甲高い高鳴きをたてるモズ。
真冬の到来を告げるそんなシーンを、多く目にする時期に入りました。
変貌著しい水草の群落
水辺に目を移せば、この通り。
斜光を浴びて光る水草の群落。緑色の部分を探すのがほぼ困難な状況に・・
やがて全てが倒れ切って、完璧な冬景色が完成する筈。
度重なる台風の来襲など異変はあったけれど、季節の帳尻はばっちり合った感じ。
一年の中で最も寂しい時期が、いよいよ目前に迫りました。
僅かに残ったオンブバッタ幼虫
そんな季節の進展に逆らう様な光景も少数ながら・・
緑が僅かに残る草むらに生息するオンブバッタの幼虫です。
今日もそんなエリアで目を凝らしたら、この緑色タイプに出会う事が出来ました。
今日目撃したのは、この幼虫と、もう1匹だけ。
目撃当初に比べ、数の減少が著しく進んでいる様に感じます。
このままフェードアウトの可能性も大かなと・・寂しいですね。

※12/15に都内で撮影

つのる寒さを物ともせず・・2019/12/10 20:06

つのる寒さを物ともせず・・
12月も中旬近く。昆虫達が生存し続けるには余りに厳しい条件が整い始めました。
昆虫観察も閑散期に入った感じですが、それでも根性を入れて目を凝らせば・・
厳しい条件を乗り越えて生き続けるものの姿を少数ながら目にする事が出来ます。
それらは寒さを物ともせぬ、屈強な体形を持つものと思いがちですが、さにあらず。
その一例が、この頼りない体形を持つ脚長昆虫。ガガンボの一種でしょうね。
超スリムな体形だから、寒さの影響をそれ程受けないと言う事?・・
カスミカメムシの一種
こちらは、スリムな体形ではないけれど、色彩的に存在感が極めて希薄なカメムシ。
その名もカスミカメムシ。霞の様に生きていると言った表現がぴったりかと・・
この日は草の葉上でしたが、冬に咲く数少ない花の常連客と言える存在です。
外敵の数が少なくなる冬こそ我が活躍の時と思っているのかも知れません。
季節外れのオンブバッタ幼虫
このオンブバッタ幼虫も、冬こそ我が季節と言う心境?・・
と言うより、何か勘違いをして生まれてしまった様に感じられて仕方ありません。
でも、エリア限定ですが、目を凝らすと、それなりの数を確認する事が出来ます。
願わくば、このまま順調にと思うのですが、この先、雪の日もあるだろうしなぁ・・

※本日撮影の画像ではありません(12/8に都内で撮影)

えらく時期外れの・・2019/12/01 20:11

えらく時期外れの・・
カラカラに乾いてうなだれた野草。
一面、緑に覆われていた草むらも、終末期の様相を見せ始めています。
再び緑が蘇るまでには、気が遠くなる程の長い時間が必要。
自然観察にとっては、最も厳しい時期に差し掛かったと思えるのですが・・
褐色タイプのオンブバッタ幼虫
まだ、諦めるのは早過ぎだよと言いたげな者の姿が・・
・・と言うか、えらく時期外れの昆虫に出会って、びっくり!。
ぴんと跳びはねて、枯れ落ち葉に止まったのは、オンブバッタの幼虫でした。
オンブバッタ幼虫が大挙して誕生するのは、初夏の頃と言うのが通例です。
厳しい寒さの冬が目前に控えている今に?・・どう見てもおかしいなぁと・・
緑色タイプのオンブバッタ幼虫
草むらの中でも、このエリアに限っての特異現象なんでしょうか。
前日には、緑色タイプの幼虫の存在も確認しています。
このエリアに限っては冬知らず?・・そんな筈はないと思うのですが・・
過去にも同様の目撃をしていますが、いつも間にか波が引く様にバッタリ。
気候を含めた自然の節理には逆らいきれないのが、野に生きる者の宿命と思われます。
せめて、命尽きる迄は、元気に跳びはねろよ!・・そんな気持ちで見つめました。

※緑色タイプのバッタは11/30に、他の画像は12/1に、いずれも都内で撮影