不忍池散策 ― 2012/11/28 20:39
夏には一面の緑だった蓮池も大きく変貌。枯れ色が支配する冬姿に変わっていました。 再び豊かな緑を蘇らせる為に、枯れハスを除去する作業が行われていました。
除去された跡にぽっかり空いた水面。高層建築の映り込みがくっきりでした。 ここに集う冬鳥たちにとって、開放された水面は絶好の餌採り場。
ゆったりと泳ぐカモたちの姿が多く見られました。
下に代表的な3種を掲載します。 オナガガモのカップル(左がオス、右がメス)。
水面にくちばしを接しながら前進し、餌をすくいとる食事法を見せていました。 これはハシビロガモ(メス)。
オナガガモと同様の食事法ですが、飛び抜けて幅が広いくちばしが特徴です。
水面を漂う餌を効率よく採取する上での理想的な形はずばりこれ。
さながら泳ぐスコップと言ったところでしょうか。 不忍池で見られる冬鳥の中で多数派の位置を占めるのが、キンクロハジロ。
今年も多数が群れをなしていました。これは潜水派。水中に潜って餌を採取します。
背中に水玉がついているのは、潜水を終えて水面に浮かび上がった事の証明です。 おまけに池の畔にいたスズメの画像を一枚。
近頃スズメの数の減少が話題になっていますが、ここ不忍池には当てはまらず。
とても人懐っこいタイプが集合している感じです。
”君らも野鳥、そこ迄人慣れしていいのかね” って言いたくなる光景も・・
※11/28に上野不忍池で撮影