主役達は今日・・ ― 2017/02/08 19:47
ニョキニョキっと起ち上がっていたのは、ホトケノザの花。
新鮮な緑に映えるピンク色が目に眩しいくらい。 ”ピンクの鮮やかさでは私も負けてはいないよ” って言うのがカラスノエンドウの花。
茎に空いた蜜腺からからしみ出す甘い蜜は、小さなアリ達に人気抜群。
今日はまだでしたが、そんな光景を目にするのも、そう先の事ではない筈です。 ”ピンクもいいけど、青紫色もクールでいいんじゃないの?”
オオイヌノフグリの花も早春の野に欠かせない彩りです。
目一杯開いて、ハチやアブに向けて、おいでおいで・・
でも、さっぱりなところが、今の時期の辛いところ。 私を忘れちゃいませんか?って言う感じだったのが、タンポポの花。
でも、今日の姿はこの通り、半開き迄が精一杯。
”春よ、おいでおいで” って呼びかけるには、ちょっとパワー不足かな・・
※2/8に都内で撮影
枯れ色の水辺で・・ ― 2017/02/11 20:49
水辺のヨシ原はカラカラに乾いた枯れ色に染まっていました。
まさに静寂の冬景色と言う趣きですが、そんな中にも活発な動きあり。 ヨシ原から耳に届くカシカシと言う乾いた音。
枯れ茎の隙間に目を凝らすと、こんな光景が目に飛び込んで来ます。
餌を求めて集まったの小鳥の集団です。
これはシジュウカラ。枯れ茎の中に潜む冬越しの昆虫を捕らえようと言う算段。
これは今まさに獲物探索中の一コマ。
茎の表皮を剥ぎ取って獲物の有無を確認中。 シジュウカラと共に多く見られるのが、まんまる目メジロです。
枯れ茎に器用に止まって、さて、どの茎にしようかなと思案中の一コマ。
この目つきの真剣さからも、獲物探しへの熱中度が計り知れますね。
長い冬を越してきた昆虫達にとっては、正に最後の試練の時と言えそうです。 真っ白なコサギも、物欲しげに水辺の草地を散策中でした。
こちらの狙いは、小魚やザリガニ等の水中の生き物でしょうか。
体が大きいので、小鳥達の様に枯草の繁みの中に入り込めないのが辛いところ。
”腹減ったなぁ” と言いたげな表情に見えたのですが・・
※2/11に都内で撮影
またもや時期尚早 ― 2017/02/12 19:40
このブログでは、1月5日から1月15日まで、折を見て観察を続けました。
その卵鞘も、今は役目を終えてひっそり。
そして、これは、その卵鞘から程近い場所に産み付けられた別の卵鞘の今日の様子。
画像ほぼ中央、葉っぱに挟まれる形で鎮座しています。
ひっそりではなくて、何やら賑やかな雰囲気。
ははん、と言う事で近づいてみたら・・ 孵化途中の幼体が糸で吊り下がってるし、孵化を終えた幼虫が卵鞘に止まってるし・・
今まさに孵化真っ最中って言う状況でした。
ここは、冷たい北風の影響を受けない、南向きの陽当たりの良い場所。
春が来たと勘違いして、孵化が始まってしまうのも、当然の流れと言えるかも・・
この卵鞘、場所から見て1月に早期孵化を始めた卵鞘と同じ母虫の産物と思えます。
場所の選定が見事過ぎた感じですね。それにしても、少し早すぎだよぉ・・ 近くの葉っぱでは、卵鞘を後にした幼虫の姿を数多く目撃しました。
心配なのは、この先の展開。
1月に目撃した別の卵鞘の近くで、幼虫の姿を目撃する事は、とんとありません。
冬の猛烈な寒気が、幼虫たちのその後の成長を許さなかった様です。
さて、今日誕生したこの幼虫たちの運命は?・・
※2/12に都内で撮影
※関連する画像を、1/5、1/6、1/8、1/9、1/15の記事に掲載しています。