重い布団から・・ ― 2017/03/01 20:47
地べたスレスレでは、ヒメオドリコソウのピンクの花もチラホラと・・
幅広の葉の間から、ちょこんと顔を出した様な咲き方が特徴です。
重い布団から顔を覗かせた寝坊助みたいで、どこか微笑ましい。 低木ユキヤナギの白い花もお目覚めの様子。
まだ所々にって言う咲き方ですが、やがて枝に白い雪が積もった様な光景が・・
蜜を求める昆虫達にとって、待ちに待った日の訪れが刻一刻と近づいています。 冬の間、ユキヤナギの枝に宿借りをして来たオオカマキリの卵鞘は今日もひっそり。
花盛りを目前に控えたユキヤナギにとって、迷惑な状態が依然継続中です。
さて、やがて生まれる幼虫がこの木の害虫駆除の任務を果たすのかどうか?・・
そうあるべきとは思いますが、そこ迄の恩義を感じているかは判りませんね。
※3/1に都内で撮影
蕾も割れて・・ ― 2017/03/03 21:53
今はまだこの程度 ― 2017/03/04 18:58
割と頻繁に出会える種と言えば、ハナアブの一種・ヒラタアブの仲間でしょうか。
これは、枯れ草に止まっていたフタホシヒラタアブ。
大きな複眼の表面に点々と付いているのは、野の花からの吸蜜時に付いた花粉です。
これは、前脚を擦り合わせて、視界の邪魔をする花粉を清掃中の一コマ。
春爛漫の頃には、もっと盛大な花粉まぶし状態になる筈ですが、今はまだこの程度。
と言うのも・・ 気温の寒暖差が激しい日が続く今、春の花の開花状況もいまひとつって言う感じ。
元気者のタンポポも、今日はここ迄が精一杯の様でした。
この開き方じゃ、アブの顔に花粉をびっしり付けるのは無理だよなぁ・・
蜜をたっぷり吸いたい昆虫、花粉をたくさん運んで欲しい野の花。
双方とも、ポカポカの春の陽気の定着を強く望んでいる筈です。
ほんとうに、もうすぐだとは思うのですが・・
※3/4に都内で撮影
人気抜群の草で・・ ― 2017/03/05 19:45
今年も旺盛な繁り具合を見せ始めました。となれば当然の事ながら・・
暫く観察していたら姿を現しました。この草の定番昆虫とも言えるナナホシテントウ。
ここに来た目的は、カラスノエンドウに寄生するアブラムシを捕食する為。
ここと思えば又あちら、ひとときも休まず、獲物探索を遂行中。 身が軽いので、”細いつるだってへっちゃらさ” の曲芸状態に・・
時期的に早いので、アブラムシの寄生も、まだ本格的には始まっていない様です。
くまなく探したけど、さっぱり。こんな苦労の日々がもう暫く続きそう。
でも、もう少し経てば、たぶんウハウハ?・・ カラスノエンドウのもうひとつの定番昆虫が、各種アリ。
こちらは、ナナホシテントウとは逆で、アブラムシとは共生関係にあります。
アブラムシがお尻から出す甘露を貰う代償として、テントウからの護衛役を務めます。
でも、今日の所は、護衛対象がさっぱりで、手持ち無沙汰。
仕方がないので、葉っぱの蜜腺から僅かに滲み出る甘露をすすっていたみたい。
こちらも、もう少し春が本格化しないとなぁって言う感じかも・・
※3/5に都内で撮影
頻繁に出会うのは・・ ― 2017/03/07 20:28
中でもオオイヌノフグリの小粒の花の密集度が目をひきます。
そして、それにつれて、この花の常連客の姿も頻繁に・・
蜜大好き昆虫のヒラタアブの仲間。今日も花の間を飛び回る姿を目にしました。 吸蜜中の表情を前に回って一枚。
ご覧の通り、顔中、白い花粉だらけ。
ケーキに夢中になって、口元にクリームべったりの子供みたいで微笑ましい。
花にとっても、花粉媒介役として大歓迎のお客様でしょうね。
(フタホシヒラタアブ) シジミチョウを始めとする蝶たちの登場はもう少し先でしょうか。
現在は、割と地味なアブやハエたちの天下。
これは、草の葉の上で日光浴中と思われる超ミニサイズのハエ。
ハエのイメージをくつがえす様なチャーミングな姿にしばし見とれてしまいました。
ハエについては、いまいち関心が薄かったけど、この先は要注目だなぁと・・
(推定:ミスジハマダラミバエ)
※3/7に都内で撮影