当然の事とは言え・・2019/01/04 22:09

当然の事とは言え・・
野に咲く花にとって、一年のうちで最も厳しい時期に入った様です。
見かける花の数がめっきり減ってしまいました。
そんな中、やっと見つけたのがこの黄色い花。
早くも傾き始めた陽の方向に向かって、ほぼ全開状態で開いていました。
ハルノゲシでしょうか。名前に春と付いていますが、花期は4月から7月とか。
霜柱も立つ今の時期になぁ。幾ら何でも早過ぎるんじゃないのと余計な心配を・・
1月3日のハラビロカマキリ・雌
条件次第では、寒さを気にせずに咲き始めてしまう所が野の花の凄さ。
しかし、昆虫の世界では、そんな型破りの展開は到底許されない事の様です。
最近観察を続けて来たハラビロカマキリ・雌の悲しい記録画像を2枚掲載します。
これは昨日1月3日に目にした雌の様子。
12月30日に初遭遇したのと同じ木の幹の窪みに止まる姿です。
だいぶ体は弱っていた様でしたが、それでもまだ存命中。
レンズの接近を感知して、きっと睨み返す目つきの鋭さもまだ現役並みでした。
絶命したハラビロカマキリ・雌
これは、今日(1月4日)の様子です。
ガクンとうなだれた頭部、昨日はふりかざしていた前脚もだらんと垂れたまま。
そっと指先で触れてみましたが微動だにせず。既に完全な絶命状態でした。
昨日の夜の冷え込みが、致命的なダメージを与えてしまった様です。
この種の生存期間(〜11月)は既に過ぎていただけに、当然の事とは言え・・
ここ迄生きながらえた事を賞賛したい気持ちで見つめました。

※最上段と最下段の画像は1/4に、中段の画像は1/3に、いずれも都内で撮影
※12/30の記事に、このハラビロカマキリ・雌と初遭遇時の画像を掲載中です。
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