降ったりやんだり・・ ― 2023/07/01 15:17
本当に飛べるの?・・ ― 2023/07/02 13:36
雲はかかるものの陽射しを大きく邪魔するものではなし。
その空をスイスイ飛び回っていたのは、コシアキトンボ。
ここ数日のうっぷんを晴らす様な軽快な飛翔ぶりでした。
待ちに待っていたんですね。 トンボ達は空をスイスイ・・
いっぽうこちらは、クズの葉に止まってじーっと・・
遠目にはカマキリの様に見えたけど、近づいてみたら、全く別物。
私にとって、この観察地で初めて出会うトビナナフシでした。 ”トビ”と名付けられているからには、飛ぶんでしょうね。
でも、このアングルから見ても、翅の大きさはほんのオマケ程度。
そんなんで本当に飛べるの?って聞いてみたい気持ちに・・
私が観察をしている間、そんなそぶりは全く見せませんでした。
ナナフシ族って不思議なムードを漂わせる物が多いけど、これは”超”付きかな。
※7/2に都内で撮影
梅雨が明ければ・・ ― 2023/07/03 15:18
カラカラに乾いて、色を失いかけた姿を見かける様になってきました。
アジサイにとって今年の気象は、吉だったのか否だったのか?・・
なんだか、どっちつかずの感じもするのですが・・ 梅雨が明ければ、いよいよ僕らの季節。
そんな感じで、草むらを忙しく歩き回る昆虫の姿を多く見かける様になりました。
これはクズの葉上で目にしたコフキゾウムシ。
端っこまで来て、さてどうしたものか?・・
場慣れするには、もう少し時間がかかりそうですね。 余裕たっぷりの様子で葉上に止まっていたキマダラカメムシ。
背中に散りばめられた白点の数の多さたるや!・・
擬態効果は全く期待できない様に思えるのですが・・
硬い殻をまとっているから、恐れるものなんて無しって言う事でしょうか。
どっしりとした構えで休息中でした。
※7/3に都内で撮影
ピーンと張り詰めた・・ ― 2023/07/04 13:42
カラカラに乾いた地面で目にしたのは、イボバッタ。
ガサガサの質感を持つ体が、周囲の環境に完璧に溶け込んでいました。
その見事さを無視して、レンズを超接近!。
イヤなやつに見つかったもんだなぁと舌打ち(?)をしていたかも・・ クズの葉上に止まっていたこれは、周囲との色の違いは全く無視と言う感じ。
トウキョウヒメハンミョウ。
引き締まった体形から想像がつきますが、機敏な動きが自慢のハンター。
凶器とも言える頑丈なアゴで小さな昆虫やミミズなどを捕らえて食べます。
魚眼レンズを思わせる大きな目で、周囲の状況を常にチェック!。
いいカモがいたとなれば、長い脚を活かして速攻でジャンプ!なんでしょうね。
なんとも恐ろしい!。 草の茎に止まって汁を摂取中だったのは、ベッコウハゴロモ。
美味しいねぇって夢中になり過ぎると、予期せぬ災難が!・・
弱者・強者の厳しいせめぎ合いのフェーズに入った昆虫社会。
ピーンと張り詰めた雰囲気が漂い始めました。
※7/4に都内で撮影
危険もいっぱい! ― 2023/07/05 13:15
梅雨時らしい重苦しい空が覆いかぶさる昼前となりました。
当分の間は、こんな空とのお付き合いが続くんでしょうか。かなり憂鬱です。 すっきりしない空の下でも、気合の入った昆虫の姿を度々・・
お得意の威嚇ポーズをバッチリ決めていたのは、ハラビロカマキリ幼虫でした。
”お尻丸見えだよ”って声を掛けたくなる様な滑稽な姿。
威嚇効果ありと思っているんでしょうか。全然だけどねぇ・・ こちらは、どんなポーズをとっていても十分に怖い。
鋭い口吻を持つカメムシ・ヨコヅナサシガメです。
凶暴な性格を持つ種で、獲物に口吻を突き刺してチューチュー。
うっかり手を出そうものなら、人の肌にもブスッと!・・
これが並みの痛さじゃないらしい。
賑わいを増す昆虫の世界。でも、危険もいっぱいある事を承知しておかないと・・
※7/5に都内で撮影