気づかれぬ様に・・ ― 2023/01/13 13:33
曇天下では寂しい雰囲気を漂わせる枯れ葉をまとった木も、それなりに華やかでした。 草むらに咲く秋の野草の花も、いよいよ終末期に入った様です。
コセンダングサの黄色い花を目にする機会もめっきり減ってしまいました。
僅かに残った一輪に来て吸蜜していたのはツマグロキンバエ。
咲いてて良かったと言う思いでしょうね。丁寧な吸蜜動作を繰り返していました。 枯れきって地に伏した草の葉が敷き詰められた場所で見かけた、鮮やかな青紫色。
私の観察地では滅多に出会う機会のない、ムラサキシジミでした。
鮮やかな斑紋が冬の陽射しを浴びてキラリ!。
数あるシジミチョウの中でも、斑紋の美しさはかなりのもの。
日向ぼっこの邪魔をしてはかわいそう。気づかれぬ様に慎重に撮影しました。
※1/13に都内で撮影
だまされた! ― 2022/12/27 14:36
雲一つない青空に突き上がっていたのは、枝剥き出し状態のイチョウの木。
その枝に丸い物体がひとつ。イチョウの実・いわゆるギンナンです。
やがて地上にぽろりと・・そうすると、あのクセのある匂いがプンプンと・・
この距離で眺めるぶんには、全然問題なしなんですが・・ 陽射しを遮る雲が掛からない為、地表に降り注ぐ陽射しは強烈でした。
それにつれて気温の方も・・とはいかないところが、いかにも今の時期らしい。
陽射しに誘われて開こうとしたタンポポも、この状態でストップ!
だまされた!って、舌打ちしていた様にも・・ 落ち葉が積もった場所で日向ぼっこ中だったのは、ウラナミシジミ。
こちらも、陽射しの強さに騙されたと言う流れでしょうか。
気分だけの日光浴で時間をつぶすしかないと言うことかも・・
雨空や曇り空よりは、ましだよ!って言う、達観の境地かもね。
※12/27に都内で撮影
真冬の佇まいで・・ ― 2022/12/25 14:05
昼になっても、薄氷が張り続ける、まさに真冬の佇まいで静まり返っていました。
この水面下には、誕生を待つトンボ達の多数の命が冬の眠りについている筈。
無事を祈ると言う気持ちで見つめました。 池の畔に拡がる草地で目にした現役続行中のタフなやつ。ウラナミシジミです。
もっぱら日向ぼっこに専念と言う感じでしたが、無事を確認出来ました。
美しいさざなみ模様を持つ翅にも、さしたる損傷は確認出来ず。
このぶんだと、まだまだ余裕でいけそうかなと・・ 今日はクリスマスと言う事で、それらしい雰囲気の画像を一枚。
小粒だけど、紅色が目に鮮やかなクロガネモチの実です。
今日は目にしませんでしたが、冬を生きる野鳥達にとっては、人気抜群の実とか・・
今年も、タイムリーに食べ頃を迎えましたね。
※12/25に都内で撮影
それぞれの日向ぼっこ ― 2022/12/23 14:30
陽射しも燦々なんですが、気温を上昇させる効果は殆ど期待できず。
いよいよ冬本番を実感させられる日和となりました。 温熱パワーを殆ど感じない陽射しでも、昆虫達にとっては何よりの贈り物らしい。
日光浴をするシーンをいくつか目にしました。
これは、コンクリート構造物の上面に止まってじーっと動かないナナホシテントウ。
冬を無事越してゆく上で、陽射しが豊かな日にはこれ!と決めている様ですね。 これは同じ構造物の垂直面で目にしたテントウムシのさなぎです。
方角は、ずばり南向き。冷たい北風は吹き付けないし、陽射しも燦々。
まさに理想的な場所選びと言えそうです。
※くっきり投影されたシャドーは、花期をほぼ終えたセンダングサのもの。 ウラナミシジミの日向ぼっこは、地表に降り積もった落ち葉の上。
陽射しの方向に大きく翅を開いて固まっていました。
翅の傷み具合から察すると、無事冬を越すことは無理な様にも思えます。
命の続く限りは、穏やかな日和の継続を・・そんな思いを込めて一枚。
※12/23に都内で撮影
日向ぼっこを優先! ― 2022/12/19 13:04
東京でも、陽射しの明るさには全く比例しない気温となりました。
入江のユリカモメ達も、餌取りはひとまず置いといて、日向ぼっこを優先と言う感じ。
真冬の寒さに慣れるまでには、もう少し時間がかかりそうですね。 草地で目にしたのは、地表に降り立って日光浴中のウラナミシジミでした。
蜜源であるセンダングサの花は依然咲いているのですが、今日の関心事は専らこっち。
飛び立つ気には、とてもなれないよって言う雰囲気でした。 お日様大好き昆虫のナナホシテントウは、あえて言うまでもなく。
このポーズのまま、じーっと固まっていました。
ソーラーパワーのチャージには相当時間が掛かりそう。
いよいよ厳しい日々が始まりましたね。
※12/19に都内で撮影