陽射しは穏やかだけど・・ ― 2022/12/15 13:37
葉を散らし尽くしたイチョウの木の向こうにちぎれ雲が浮かんでいました。
一見のどかな風景ですが、肌で感じる冷気はまさに冬本番のそれ。
いよいよその時期にさしかかったんですね。 クールな空を見上げた後でこれを目にした時には、気持ちがほんわか。
紅葉が見頃を迎えた低木・ドウダンツツジです。
普段は自己主張が強くない木ですが、今は精一杯の鮮やかさでアピール中。
確かに、どの紅葉樹にもひけをとらない彩りですね。 気温の低下とともに、昆虫達との出会いの機会が激減しています。
今日は無理かなと思ったのですが、よく目を凝らしてみたら・・
逆光条件下なのでシルエットになりましたが、ヒシバッタの仲間と思われます。
試しにコンクリート面を触ってみましたが、案に相違してひんやり。
どうみても温熱効果は期待できそうにありません。
気分だけの日向ぼっこと言う事でしょうか。厳しいですね。
※12/15に都内で撮影
目にするたびに・・ ― 2022/10/02 15:00
水辺近くに群生するミゾソバです。
金平糖を連想させるその姿。目にするたびにほっと癒されます。
自己主張は強くないけれど、心惹かれる花のひとつと言えるでしょうか。 優しげな花を見た後でこいつに出会うと、あまりの雰囲気違いに愕然!。
カラカラに乾いた荒地を住処にするイボバッタの仲間です。
周囲の環境に溶け込もうとする擬態もここまで徹底するとお見事!。
本当は、心優しいやつなのかも知れませんが・・ 野草の天敵アブラムシ退治に、いま大忙しのナナホシテントウ。
採餌行動は残酷なんですが、漂う雰囲気は、ホッコリ。
このカラーリングのせいもあるんでしょうか。
※昨日:10/1に都内で撮影
止まった場所は・・ ― 2022/09/11 13:43
ナナホシテントウがちょこんと止まっていました。
バック徐行している隙をついて止まったんでしょうね。
止まった本人(?)も、途方にくれている様子でした。
おかげで、普段は観察できないお腹の様子をじっくり確認出来てラッキー!。
なお、用事を済ませて車に戻ったら、いなくなってました。
そりゃそうだよね!。こんなとこに止まっても、何のメリットもないからね。 私の接近を感知して、ショウリョウバッタが逃げた先は、このひょろっとした草。
細長い体形のこのバッタにとっては、絶好の隠れ場所と言ったところでしょうか。
いったいどこに逃げたんだろうなって途方にくれるのがマナーなんですが・・
マナー違反と知りつつ、レンズを向けて一枚キャッチ!。
※9/11に都内で撮影
夏の終わりの雨に・・ ― 2022/08/28 16:05
この先の予報でも、傘マークの付く日がズラリと並んでいます。
それを乗り越えれば、爽やかな秋晴れの日々が・・
つくづく待ち遠しい。 立派に成熟した昆虫達も、雨は苦手の様子でした。
葉っぱの上で茫然としていたショウリョウバッタ。
ほっぺたに、大きな雨滴のかたまりが付いていました。
前脚で振り払えばいいのにと思うけど、何故かこのままじーっと・・
おい、大丈夫かぁ?と声を掛けたくなりました。 アオドウガネの背中にも雨滴がびっしり・・
この種の活動タイムは日が暮れてから。
雨滴なんてそのうち乾くさと言う事でグッスリ昼寝中だったのかも・・
硬い殻をまとった甲虫ならではの余裕という事でしょうね。
でも、雨が完全にあがるとは言い切れないけどね・・
※8/28に都内で撮影
いよいよ夏も?・・ ― 2022/08/23 15:20
その空に浮かぶ雲もどこか秋の風情を漂わせて・・いよいよ夏も終焉間近かなと・・ 草むらには既に秋モードを身にまとった昆虫が・・褐色型のショウリョウバッタです。
枯れ色が主体となる秋の草地とのマッチングは完璧でしょうが、いまは・・
違和感ありありって言う感じ。当分の間、肩身の狭い生活になりそうかなと・・ 緑と茶色のハイブリッドカラーをまとったデカブツ。
かなり有効な擬態色と言えそうです。しかし難点はご覧のとおりの太っちょ体形。
用心するに越した事はないでしょうね。
・・って言うか、こいつは既に肉食性。怖いものなんてないさって言う事でしょうか。
(キリギリス)
※8/23に都内で撮影