今日、草むらで・・2023/06/26 14:56

今日、草むらで・・
まずまずの晴天に恵まれた昼前。
ベニシジミが草地を気持ち良さそうに飛び回っていました。
どこにも傷みの見られない綺麗な翅。
シジミチョウの中でも、その鮮やかさはダントツだなと改めて実感しました。
アオバハゴロモのベビーベッド
きょう、草むらで多く目にしたのが、真綿を思わせる白い物体。
ある種昆虫の幼体が潜むベビーベッドです。
これは、その形から判断して、アオバハゴロモの幼虫と思われます。
取り憑かれた植物にとっては、迷惑な存在。
幼虫、成虫とも、取り付いた植物の液を吸い取る事に専念します。
追い払うことが出来ない植物にとっては、実にうっとうしい存在でしょうね。
真綿みたいな物体も・・
草の葉と葉の間には、真綿みたいなボール状の物体が・・
さて、中に潜んでいる幼体は、草にとり、味方なのか邪魔者なのか?・・
その正体が明らかになるのは、もう少し先でしょうね。
草にとって歓迎できるものであればいいのですが・・

※6/26に都内で撮影

気が早過ぎ?・・2023/06/25 13:50

気が早過ぎ?・・
モクモクと湧き上がる雲。夏の主役・入道雲の赤ちゃんと言う感じも・・
こんな景色に出会うと、梅雨明けも間近かなと思えるのですが・・
さすがに、気が早過ぎでしょうね。
カタツムリは晴れ空が苦手
お湿り環境が大好きなカタツムリの思いは、今日の陽射しは強すぎだよ!。
日陰になる場所を選んで、じーっと固まっていました。
でも、時々木洩れ陽が・・
舌打ちしたい気分で固まっていたんでしょうね。
ファイティングポーズを決めていたカマキリ幼虫
秋遅くまで生き続けるカマキリ幼虫。気象変化への対応力はバッチリの様ですね。
真夏のそれに比べれば、今日の陽射しなんて、ソフトタッチもいいとこさ!。
そんな感じで元気に動き回っていました。どこかにカモはいないかなぁ・・
カマを構えての臨戦態勢を決めていました。
体はまだ貧弱だけど、やる気は十分!。早くも成虫レベルに達しているみたい。

※6/25に都内で撮影

力を抜いた方が・・2023/06/24 13:49

力を抜いた方が・・
雨こそ降らないものの、今ひとつスッキリしない梅雨時特有の空。
その空に向かって、クズのツルがひょろひょろっと伸びていました。
どこに向かおうか、思案中の様子。
あそこだと決まれば、そこに向かってまっしぐら!。
梅雨時の天気を受け、俄然パワーアップ中の植物の代表格と言えそうです。
カタツムリは顔を覗かせず・・
こちらも俄然パワーアップ?・・って言う感じではなく、ひっそり。
渦巻状の殻に身を潜めていたカタツムリです。
雨が降り出したら顔を覗かせるのやら・・今日のところは、なさそうかなぁ・・
ハラビロカマキリの幼虫
そんな空の下では昆虫達の動きもいまひとつという感じ。
と言うわけで、獲物狙いのハラビロカマキリ幼虫も、今日はヒマだなぁ・・
しかし、得意のファイティングポーズを崩すことはないんですね。
ウッカリ屋の昆虫が目の前にとまるかも・・
でも確率はかなり低そうなので、ときどき力を抜いた方がいいと思うけどね。

※6/24に都内で撮影

梅雨が本気を・・2023/06/22 15:22

梅雨が本気を・・
正午過ぎに見上げた空。いつ雨が降り出してもおかしくない感じの暗さでした。
昨日初鳴きを耳にしたセミの声もバッタリ。重苦しい雰囲気が漂っていました。
梅雨がいよいよ本気を出して来たなぁと・・
獲物はさっぱりの蜘蛛の網
円錐状の網の中央で待機していた蜘蛛も、手応えさっぱりで、やる気喪失の感じ。
掛かっているのは風で飛ばされて来たゴミばかり。
丹精を込めて張った網なのに、邪魔なんだよなぁって、文句を言いたい所かも・・
キリギリス幼虫の鋭い産卵管
鋭く尖った産卵管を持つキリギリス幼虫も、クズの葉上で所在なさげでした。
もう少し経つと、草むらの奥に隠れてしまい、出会いが難しくなる筈。
元気潑剌と動く姿を目にしたかったのですが、暗い空の下では叶わずでした。
昆虫観察者としては、恨めしい思いで見上げる空でした。

※6/22に都内で撮影

蒸し蒸しする草地で・・2023/06/19 13:00

蒸し蒸しする草地で・・
蒸し蒸しとする空気が立ち込める今の時期の草むら。
そんな中、ツユクサの花に出会うとほっとします。クールな青紫色が目に心地よい。
自己主張は強くないけれど、梅雨時の風物詩として欠かせない存在ですね。
やったね!ポーズのハラビロカマキリ幼虫
旺盛に繁るクズの葉上で勇ましいポーズを見せていたのは、ハラビロカマキリの幼虫。
目を凝らさないとと言う程小さいけれど、その存在感は十分!。
瞬発力の凄さを象徴している様なこの踏ん張り。シマシマ模様がオシャレだなぁ・・
この幼虫は、小さな獲物を口にくわえていました。まさにやったね!の瞬間かな。
クズの葉上にいたハムシのカップル
カマキリ幼虫は生きた獲物を速攻でキャッチ。
いっぽうこちらは、好みの葉っぱを猛烈な勢いでたいらげる大食漢。
クズの葉を好むクズクビボソハムシのカップルです。手前の大きな穴は、その喰い跡。
お腹がいっぱいになったところで、もう一つの重要な行動へ・・
小さなオスがメスの背中に乗っての繁殖行動です。
いい様に利用されるクズの葉。いい加減にしてよ!の、ボヤキの声が聞こえてきそう。

※6/19に都内で撮影