そんなに甘くない ― 2017/05/02 20:56
そんな今、我が物顔に蜜吸いを謳歌しているのが、各種ヒラタアブの仲間達です。
これは最もポピュラーな存在と言えるホソヒラタアブ。
今日も花から花へ、忙しく飛びかっていました。 成虫の数もたくさんだけど、こんな形の蛹の数も極めて多数。
安定性のいい葉っぱにひっついて、孵化の時を待っています。
この分だと、ヒラタアブ達の蜜独占状態が当分の間続きそうに思えますが・・ ”自然は、そんなに甘くはない” って言う事を物語る光景がこれ。
この蛹には、ぽっかり大きな穴が開いていました。
この穴を開けてアブが孵化したんだなって言う様に思えたのですすが、真相は否。
調べた結果、どうやらこれは同種の蛹に寄生するハチが孵化した痕跡らしい。
当然の事乍ら、寄生されたアブ幼虫は、孵化する迄には至らず、ジ・エンドと言う訳。
いま飛び回っているアブ成虫は、この様な災難に遭わなかった幸運者なんですね。
※5/2と5/1に都内で撮影