危険がいっぱい!2018/04/23 21:03

危険がいっぱい!
ジョロウグモやコガネグモ等大形の蜘蛛はまだですが、小型のは続々と登場中。
それぞれの持ち場で、工夫を凝らした方法で、昆虫の捕獲を狙っています。
そんなやつらを見つけるのも今の時期の楽しみと言う事で、目を凝らしたら・・
タンポポの綿毛に紅色の怪しい物影が・・超ミニサイズの蜘蛛でした。
色、形からみて、クサグモの一種の幼体と判断しました。
この種は細かい網を張って獲物を捕らえる、いわば正統派の蜘蛛の筈。
でもこれは面倒な網張り作業を省きタンポポの綿毛で代用しようと言う算段か・・
確かに頭がいいけれど、それに引っかかるうっかり者がいるかどうか?・・
ここは手抜きをせずに、地道に網張りをする努力をした方がいいと思うけどね。
クサイチゴの花にいたササグモ
こちらはクサイチゴの花弁に止まるササグモ。網を張らない待機型の蜘蛛です。
所で、撮影後に気づいたのですが、上方に小さな甲虫が止まっていました。
でも、この蜘蛛はそれに全く関心を示さず。硬くて歯がたたないって言う事?。
どうやら狙っているのは、花芯に吸蜜に来る小型のアブやハチあたりらしい。
ハエトリグモの一種
これは木の幹に止まっていたハエトリグモの一種。これも網を張らない待機型です。
クサグモもササグモも目立つ事に割と無頓着と思えますが、この蜘蛛は違います。
この角度だとそれなりに目立ちますが、実際は幹のゴツゴツに紛れて判別が難しい。
その点をしっかり認識して、この場所で待ち伏せをしている様です。
捕らえるのは、餌あさりに疲れて幹で一休みのハエやアブでしょうか。
始動直後の昆虫社会。まだ場慣れしない昆虫達には、そこいら中危険が一杯です。

※4/23、4/22、4/20に、いずれも都内で撮影