豊かな陽射しを浴びて・・2020/01/13 21:38

豊かな陽射しを浴びて・・
ほっと一息つける感じの豊かな陽射しに恵まれた一日。
曇り空の下では陰鬱な雰囲気が漂う草地にも、穏やかな雰囲気が漂っていました。
一年の内で、陽射しの有り難さを最も感じる時期が、正に今なのかも知れません。
陽射しが降り注ぐ常緑樹の葉上に・・
陽射しの有難さは、成虫のまま越冬する昆虫達にとっては、もちろん絶大な筈。
陽射しが豊かな場所に注目すると、日光浴に専念する姿を目にする事が出来ます。
その定番の場所と言えば、冬の間も葉を落とさない常緑樹が筆頭に挙げられます。
そんな流れで目を凝らしたら、いました!。南向きに開いた葉っぱの上。
ナミテントウ成虫の日向ぼっこ
折角の陽射しを遮らないように注意しながら、接近してみたらこれでした。
様々な斑紋のバリエーションを持つナミテントウ。
これは黒地に、オレンジ色の斑紋がくっきりの二紋型ですね。
オレンジ色の中に黒い点々が・・何となく目の様に見えなくもないなと・・
陽射しがたっぷりで、ご機嫌の表情の様に見えたのですが・・
蜘蛛の幼体が潜む網
常緑樹の葉は幼体で冬を越す蜘蛛達にも、絶好のロケーションとなっている様です。
これはその一例。
強制的に折り曲げられた状態の葉に、細かい網がびっしりと張られていました。
おそらくこの中には、春になっての誕生を待つ卵が潜んでいる筈。
方角は正しく南向き。これを産み付けた母蜘蛛の知恵が活かされているんですね。
陽射しの恩恵をたっぷり受けた幼体が、春の陽を浴びて、うじゃうじゃ・・
あまり目にしたくない光景だけど、そうなることは既定路線の様です。

※1/13に都内で撮影