絶対安泰とは・・ ― 2020/02/12 19:47
それぞれの運命のゆくえが明らかになる時期に入りました。
例えばこれは、低木の小枝で目にしたオオカマキリの卵のう。
一見すると、無事越冬を終え、あとは孵化を待つだけの様に見えますが・・ 向こう側に回ってみるとこの通り。
無残にほじくられた形跡がありあり!・・小枝に止まった野鳥の仕業でしょうね。
野鳥達にとっては、カマキリの卵のうは絶好のタンパク源となります。
小枝の丁度いい場所に産み付けられていたので、しめしめと言う事でガシガシ・・
中に潜んで春を待っていた幼体の運命は、言わずもかな。
この枝がいいとした母虫の場所選択が、最悪の結果を招いてしまった様です。 いっぽうこちらは水草の細茎に産み付けられた同種オオカマキリの卵のうです。
どこにも損傷が生じていない完璧な形状を保っていました。
一見頼りなさそうなヨシなどの細茎ですが、枯れて乾燥すると意外な程に腰が強い。
ほぼ垂直に立ち上がっている事もあり、野鳥がとまって食事するには無理が伴いそう。
そんな事を見抜いての産卵だとすれば、すごい先見の明だなぁと・・
とは言え、今の時期の野鳥は、餌が少なく、揃ってお腹をすかしている状態の筈。
この先も絶対安泰とは言えないでしょうが・・
※本日撮影の画像ではありません(2/11に都内で撮影)