今日のびっくり!2014/07/01 19:48

今日のびっくり!
木立からニイニイゼミの声が聞こえ始めました。
その抜け殻もそろそろ目に出来るかなと思いながら歩いていたら・・
抜け殻発見!・・とは言え、これって大きさから見てもニイニイゼミの物じゃない。
羽化したアブラゼミ
まさかと思って近くを探したらいました。真夏のセミの代表種・アブラゼミ。
抜け殻近くの茎に止まり、身体が完全出来上がるのを待っている様子でした。
明日あたりには、賑やかな鳴き声を耳に出来るかも知れません。
いくら7月スタートとは言え、こんなに早々と出会いが実現するとは・・
ヤブガラシの花に違和感
今日のびっくり案件をもうひとつ。
ヤブガラシの花に何か違和感を感じて、見つめた結果がこれ。
花の裏側に止まるヤブキリでした。脚を広げヤブガラシの一部に成りきっている感じ。
お陰で普段は中々目に出来ない身体の裏側の詳細を確認する事が出来ました。
ヤブキリ成虫
その様子を側面から確認するとこの通り。ここでこうしている理由はおそらく捕食。
成熟して肉食性になったヤブキリにとって、効率よく虫を捕らえる事が大命題の筈。
昆虫達に大人気のヤブガラシで待っていれば絶対捕れると言う確信がある様です。
待ち伏せ型の捕食と言えばクモを思い浮かべますが、デカいヤブキリもやるとは。

※7/1に都内で撮影

まだまだかな?2014/07/02 21:50

まだまだかな?
照りつける陽射しは既に真夏並み。
梅雨明けの頃に頂上の蕾迄開くされるタチアオイ。今日の姿がこれ。
頂上まで後もう少し・・とは言え、途中にはまだ閉じたままの蕾も・・
東京の予報も明日以降暫くの間お日様マークがありません。まだまだかな。
緑に埋め尽くされる
都心部にある庭園。風景全てが緑に埋め尽くされている感じでした。
池を渡る風もひんやり・・と言いたいところですが、そこ迄には至らず。
梅雨晴れの日の陽射しの強烈さをつくづく実感させられました。
コミスジ
極地的とは言え自然が豊かに保たれた場所では、思わぬ出会いがあります。
私にとっては高原で出会う蝶と言うイメージのコミスジ。数羽確認出来ました。
これは池の畔にある岩への着地を繰り返していた個体。
良く見ると岩肌に口吻を伸ばしています。暑い日に必須のミネラル補給?。
果たしてからからに乾いた岩肌でそれが可能なのか。疑問に思える光景でした。

※7/2に都内で撮影

草達も戦争する2014/07/03 21:16

草達も戦争する
昆虫観察は、虫達の活動ステージである葉っぱに目を注ぐ事からスタート。
そんな私の視線に飛び込んで来た一寸??な光景がこれ。
平べったい葉っぱに突き刺さった先が鋭く尖った葉っぱ。見事に貫通しています。
頭上に覆い被さった葉っぱが邪魔でこうなってしまったのかも・・
物言わぬ草達も、自分の領域確保の為に戦争しているんだなぁを実感しました。
アカハナカミキリ
そんな草の葉で出会った今日の昆虫レポートを数枚。
赤い体色が目立っていたのはアカハナカミキリ。
カミキリムシには髪切虫と共に天牛と言う漢字も当てられます。
その由来は牛の角を思わせる触覚。このカミキリのも見事に反り返っていました。
フタオビミドリトラカミキリ
同じくカミキリムシの仲間・フタオビトラカミキリです。
黄色っぽい体色に配された黒いパターンが虎を連想させる事からの命名です。
この配色は警戒色。他の昆虫にとっては凶暴なハチを連想させる色なのかも・・
クロスジオオシロヒメシャク
葉っぱの上からじーっとこちらを睨むギョロ目。
ベースが白色だけに余計に目立ちます。蛾の一種・クロスジオオシロヒメシャク。
所謂眼状紋で、本当の眼への鳥からの攻撃を逃れる為のおとり的役目とか。
でも賢い鳥達が、本当に騙されるかなぁ・・

※7/3に都内で撮影

これがどうしてああなるの2014/07/04 21:45

これがどうしてああなるの
好物であるクズの繁茂と共に、数を増やしているのがマルカメムシ。
身体は小さいけれど、発生させる匂いの凄さは超一級品。
あたりに漂う匂いで、あっ、近くにいるなと気づく事が度々です。
マルカメムシの幼虫
幼虫の姿と成虫の姿の違いの凄さに驚くのがカメムシ観察の常。
何やら得体の知れない毛むくじゃらのこれがマルカメムシの幼虫です。
これがどうしてああなるの?って言いたくなる程にギャップあり過ぎです。
オオクモヘリカメムシの幼虫
ちょっとユーモラスな形のこれはオオクモヘリカメムシの幼虫。
小さな葉っぱがのそのそと動いている様に見えなくもない。
さてこれがどんな姿に変身するのか・・残念ながら今季はまだ未遭遇。
でもカメムシの季節到来なので、成虫も近々確認出来そうです。

※本日撮影の画像ではありません(7/3と7/1に都内で撮影)

あと僅かな間だけ2014/07/05 20:30

あと僅かな間だけ
いつもの観察地の水辺で見慣れないトンボに出会いました。
時期的に見てそろそろかと思っていたのですが、その通りかなと確認を・・
アキアカネ
横に廻り込んでお腹の模様を確認した結果は、やはりアキアカネ。
平地で羽化後、高原に移り夏の避暑生活、秋に再び平地へ戻る習性のアカネです。
と言う事は、こうしてその姿を目に出来るのも、あと僅かの間だけと思われます。
秋には沢山の仲間と共に又ここに戻って来いよ。そんな気持ちで見つめました。
アジアイトトンボのオス
雨に洗われた水草の緑が一際鮮やかでした。
その間を縫う様に静かに飛翔していたのはアジアイトトンボのオス。
蒸し蒸しする空気の不快さを忘れさせてくれる様な清涼感にほっと一息。

※7/5に都内で撮影