ウルトラベビー2015/06/06 20:51

ウルトラベビー
梅雨のその先、夏から秋をめざして、昆虫ベビー達のラッシュが続いています。
これはコバネイナゴの幼虫。好物はイネ科植物の葉です。
水辺では、その一つヨシの葉が旺盛な繁り具合を見せはじめています。
早く大きくなりたい幼虫が、草むらからそちらに移動するのも間近でしょうか。
ホシササキリの幼虫
キリギリスの仲間・ホシササキリ幼虫。尖った頭を持つシャープな体形が特徴です。
シャープなのは体形だけでなく、感知能力も相当なもの。
ちょっとしたこちらの動きを察知して、いち早く草の陰に逃げ去ります。
これは、前脚をお手入れ中で、少しぼーっとしているのを幸いにゲットした一枚。
ハラビロカマキリの幼虫
ベビーラッシュを象徴する勢いで数を増やしているのが、ハラビロカマキリ幼虫。
ステッキ柄の細長い脚を踏ん張りながら、いろいろな葉っぱの上を徘徊中です。
徘徊の目的は当然の事ながら採餌。
でもこんな頼りない姿で、他の昆虫を上手く捉えられるのか、??ですが・・
ハラビロカマキリ幼虫の捕食
心配無用。抜群のハンティング能力を生まれながらに持ち合わせている様です。
この幼虫の獲物は蛾の一種。何しろ相手は羽根を持ち飛ぶ事を得意とする種。
それを何なくゲットすると言う事は・・まさにウルトラベビーって呼びたいところ。

※6/6と6/5(捕食シーン)に都内で撮影

梅雨入り秒読み?2015/06/07 21:07

梅雨入り秒読み?
すっきりと晴れ渡るのではなく、薄雲が掛かりがちな空。
その空に向かって、ひょろっと伸び上がっていたのは活力溢れる野草・クズの蔓。
これを含めて多くの植物が待ち望んでいるのは、水の恵み。
潤沢な恩恵にあずかれる梅雨の訪れも、既に秒読み段階に入った様です。
キマダラセセリ
梅雨入りの頃に、頻繁に目にする様になる昆虫がいます。
このキマダラセセリもそのひとつ。
セセリチョウの仲間としては、異質とも言える派手めな斑紋が印象的です。
この蝶の生息期間は6月から9月とされていますが、何故か今が最多目撃期。
私は、梅雨入り間近を告げる蝶と言うイメージを強く抱いています。
アオイトトンボ
伸び始めたヤブガラシに止まっていたのは、アオイトトンボ。
このトンボを多く見かける様になるのも、ちょうど今の時期です。
今はこの様に、草地や木立に潜んでいますが、やがて繁殖行動の為、水辺へ・・
降り注ぐ夏の陽射しの下、オスとメスが繋がるハート形を目にする事になります。
アオイトトンボ
ゆったりと翅を開いて止まる姿は実に優美。
さらに魅力的なのが、青緑に光るメタリックカラーの背中。
シンメトリーの美に、魅了されながら、そーっとシャッターON。

※6/7に都内で撮影

難物な花2015/06/08 20:24

難物な花
梅雨時の旬の花として真っ先に思い浮かぶのがアジサイ。
それだけでなく、ヒゲだらけのこの変な花も、この時期に花盛りとなります。
その名はビヨウヤナギ(美容柳)。
美容と言う名前がつく以上、とびきり美しいかと言えば、一寸微妙かも・・
密集したオシベの長さだけが目立ってしまい、バランス的にかなりおかしい。
ビヨウヤナギで吸蜜するハナアブ
蜜を求めてやって来る昆虫達にとっても、この花の好感度は微妙かも・・
ひょろ長いオシベの先にたどり着くには、かなりの高等技術を要する様です。
このハナアブを見れば一目瞭然。振り落とされまいと、必死にしがみついています。
相性的にはこのアブ位が限界で、これ以上大きくて重い虫は無理みたい。
花粉運搬役を任せる虫に対しての選り好みがとても激しい花の様です。
ササグモ
それでも、目立つ黄色の花と蜜の魅力に惹かれて訪れる虫の数多し。
それを証明するのがこれ。
虫たちの到来を期待して、花びらで待機するササグモの姿を幾つも目撃しました。
蜜にありつく為に四苦八苦。もたついている内に、蜘蛛の餌食に・・
ほんと、この花って難物だなぁと・・

※6/8に都内で撮影

雨を苦にせず・・2015/06/09 20:35

雨を苦にせず・・
いよいよ梅雨入り。
夏に向かって成長する植物に、大いなる水の恵みをもたらす日々の訪れです。
さてそこに住む生き物にとっても梅雨は喜ばしいものかと言うと、その点は?。
例えば蜘蛛達にとっては、歓迎出来ない気象現象として受け取られている筈。
雨の日には、飛来して網にかかる昆虫もさっぱり。
念入りに作った網も、雨粒だらけのまま放置されているものが多い。
セマダラコガネ
雨をそれほど苦にしないのは、硬いレインジャケットをまとった甲虫達でしょうか。
この時期になると、様々な新顔が姿を現して、賑わいを増します。
このセマダラコガネもそのひとつ。
小粒ですが、中々凝ったパターンを背中にしょっています。
トホシテントウ
随分丸まっこいナナホシテントウだなと思えますが、これは全然別物。
カラスウリ等を食害するトホシテントウ。テントウムシの中では珍しい悪者です。
植物の敵・アブラムシ等を退治するナナホシに似せて、”善人” ぶってるらしい。
キバラルリクビボソハムシ
降り出した雨を物ともせず、葉の上で繁殖行動を繰り広げるカップルもいます。
雨をはじき飛ばしそうなメタリックな質感を持つキバラルリクビボソハムシ。
この甲虫の食草は、梅雨時に草地で旺盛な繁茂ぶりを見せるツユクサ。
まさに、旬の草に旬の甲虫って言う組みわせです。

※6/9に都内で撮影
※今日の画像は、全て防水コンパクト機(OLYMPUS TG-4)で撮影しました。
この先、雨の日の昆虫接写には、結構活用できそうです。

実態は凄い2015/06/10 21:18

実態は凄い
極小又は極細等とるに足らない様に見えても、実態は凄いと言う例は虫の場合も有り。
目に止まらぬ程に小さいアシナガバエもそのひとつ。
雨粒を宿した葉っぱの上でも、ファイト満々な動きを見せて活動中です。
アシナガバエの凄い目
青光りする目には凄みさえ漂います。小さいからと言ってバカにするなって言う感じ。
確かにバカには出来ないらしい。その訳は、これでも立派に益虫。
農作物に被害をもたらすアブラムシやダニ等を捕食する善玉だそうです。
ガガンボの一種
ガガンボの仲間も見かけによらない昆虫のひとつ。
季節や天候を問わず、草地を身軽に飛び回る姿を確認出来ます。
見栄えはこの通り。ひ弱そうなのにも限度があるよって言いたくなる位。
ちょっと触れると、脚がバラバラにもげちゃう程の情けなさです。
でも他の昆虫がさっぱりの時にも出会うと言う事は、秘めた生命力は凄いのかも・・

※本日撮影の画像ではありません(6/9に都内で撮影)