冬の間も契約履行? ― 2019/01/15 20:52
枝が剥き出しになった木との組み合わせは、今の時期を象徴する眺めと言えそうです。
そんな空の下、とぼとぼ歩く自然観察では、手応えもさっぱりと思えるのですが・・ 殆どその通りなんですが、そうと決めつける訳にはいきません。
冬の間も活動をやめないタフな昆虫に出会える機会もゼロではありません。
そのひとつがこれ。ちょこまかと動き回っていたアリでした。
この日目にしたのは、がっちりとした体形を持つ大形のアリでした。
何かを探し回っている様で、わずかに残る緑の葉の上を行ったり来たり・・ お目当の物を見つけた様で、葉っぱの向こうで暫く停止していました。
その詳細は、残念ながら確認出来ませんでしたが、ほぼ予測できます。
アリが探しているのは、冬の間も草の葉などにしつこく寄生するアブラムシの仲間達。
お尻から出る甘露をアリに与え、その代償として自分を狙う外敵を退治して貰う算段。
この葉の裏では、そんな両者間の契約履行が行われていたのかも知れません。
冬の間、アリ達は巣の中に閉じこもってじーっと・・とばかりは言えない様です。
※本日撮影の画像ではありません(1/14に都内で撮影)