ニイニイゼミが鳴いた日に・・2020/06/29 20:11

ニイニイゼミが鳴いた日に・・
私として、今季初めてセミ(ニイニイゼミ)の鳴き声を耳にした日。
いよいよ季節が次のフェーズに足を踏み入れた事を実感させられました。
そんな日に、雑木林の樹下で多く目にしたのがこんな光景。
まさに伸び盛りの草の蔓(つる)・・くるくるっと巻いて更に上へ・・
さてどっちに伸びようか?・・
中には、ちょっと迷い気味と言う雰囲気の蔓も・・
さて、この先どっちに伸びたらいいものやら?・・
クズの蔓上のマルカメムシ
こちらも旺盛な伸び具合を見せるクズの蔓。
その上を器用に伝い歩きしていたのは、ころっとした体形のマルカメムシでした。
この種の好物はずばりクズの蔓が内包する汁。
ほんと、いい季節に入ったなと大喜びの毎日でしょうね。
卵のうを抱きかかえる母蜘蛛
樹上で鳴き始めたセミ、汁を求めて早足で歩きまわるカメムシ。
雑木林にも、真夏の雰囲気が濃く漂い始めました。
そんな中、エノキの幼木で目にしたこの光景には、全く変化なし。
6/27の記事で紹介した、白い卵のうの中に眠る幼蜘蛛の卵を護る母蜘蛛です。
この通り、卵のうを大事そうに抱きかかえるポーズを崩していませんでした。
母親としての使命を全うしようとするその姿に改めて感動させられました。
さて、卵のうから多数の幼蜘蛛が這い出すのは、一体、いつ?・・
セミ達の鳴き声が更にボリュームを増す頃でしょうか。

※6/29に都内で撮影