蝶達には受難の日2022/10/06 14:12

蝶達には受難の日
予報通り雨模様の天気に見舞われました。降ったり止んだりの繰り返し。
秋の草が宿した水滴も、かなりの量、大きさでした。
じーっとしていたチャバネセセリ
クズの葉にも水滴がびっしり。
その葉上でじーっと固まっていたのは、元気者のチャバネセセリでした。
普段はせせこましい動きを見せる蝶ですが、今日はこの状態でじーっと・・
こちらがかなり近づいても逃げません。らしくないなぁと思いながら一枚。
雨の日に出会ったウラナミシジミ
こちらは、美しいさざなみ状の斑紋が特徴のウラナミシジミ。
セセリチョウ同様、クズの葉上で固まっていました。
雨の勢いがこれ以上強まって、翅に損傷が生じない事を祈りばかり。
秋らしい晴天がどっしり腰を落ち着ける迄、蝶達の受難が続きそうですね。

※10/6に都内で撮影

グズ付き気味の空が・・2022/10/07 12:47

グズ付き気味の空が・・
クズつき気味の天気が今日も継続しました。
降りかたに強弱はありますが、雨粒が絶え間なく落ちてくる日中。
草の穂に宿る水滴もかなりの大きさになっていました。
クズクビボソハムシ
雨が降っても、旺盛な食欲にさしたる変化なし。
そんな感じで、クズの葉に止まっていたのは、クズクビボソハムシ。
その食い跡、ぜんぶ君がつけたの?って聞いてみたい気持ちになりました。
クズの葉にとっては、天気に関係なく受難の日々が当分続きそうです。

※10/7と10/6(ハムシ)に都内で撮影

秋らしい空の下・・2022/10/08 14:16

秋らしい空の下・・
愚図つき気味の空模様も一休み。穏やかな晴天が戻ってきました。
その空に向かって突き上がっていたのは、風に揺れる秋の草。
まさに典型的な秋の風景ですね。
吸蜜に夢中なウラナミシジミ
爽やかな秋の空気にお似合いなのは、各種蝶たち。
秋の花に止まり、翅を全開にして吸蜜をしていたのは、ウラナミシジミでした。
派手すぎず、地味すぎず・・秋の自然にしっくりハマる姿だなあぁと・・
日向ぼっこ中のヒメアカタテハ
陽射しはあれど、空気を温める力はそれ程でもなく。
それを物語っていたのがこれ。温まった(?)地面で日向ぼっこ中のヒメアカタテハ。
冬にも生き続ける蝶ですが、冷たい空気に慣れる迄には、もう少し時間が掛かりそう。

※10/8に都内で撮影

冬支度が足早に・・2022/10/09 13:04

冬支度が足早に・・
秋が足早に進んでいるなぁと感じたのが、この光景。
舗装面の凹みに溜まったドングリです。風に吹かれてここに集結と言う事みたい。
近づく冬に備えて、樹々の冬支度が急速に進んでいる事を実感しました。
器用に歩くナナホシテントウ
昆虫達は依然、秋モードの真っ只中です。
餌(アブラムシ)を求めて、細い草の穂を器用に歩いていたナナホシテントウ。
足を踏み外してポロリ!なんて言う姿は期待できないでしょうね。
落ちたら落ちたで、パッと翅を開いて飛べばいいんだからね・・
オジロアシナガゾウムシ
クズの茎にしがみつく態勢で止まっていたのは、オジロアシナガゾウムシ。
こちらは、ちょっとみっともない姿かなぁ・・
どこから液を吸おうか熟慮中だったのかも知れませんが、ふと、そんな感じが・・

※10/9に都内で撮影
※PENTAX K-70 / SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited.

雨の止み間に・・2022/10/10 13:39

雨の止み間に・・
どんよりとした曇り空がひろがり、時折細かい雨がポツポツと・・
そんな空の下でも、大食漢の食欲は一向に衰えず。
そんな光景を繰り広げていたのは、クズの葉に止まるクズクビボソハムシでした。
穴だらけになった葉っぱを見れば、食い気の凄さは歴然ですね。
クズの葉を猛食中のクズクビボソハムシ
脚を踏み外したら、ぽろっと転げ落ちそう。
そんな事お構いなしの猛食ぶりを見せていました。
すこしは加減したらと言いたくなりますが、あくまでも食欲優先なんですね。
翅を乾燥中のキマダラセセリ
心優しい蝶は、葉っぱの上で雨に濡れた翅を乾燥中。
これはシャープなイナズマ模様が特徴の蝶・キマダラセセリです。
特徴的な斑紋じっくり観察できたのも、さっき迄降っていた雨のおかげ。
雨は、一概に邪魔者とは言えないかも・・
蝶にとっては、冗談じゃないよ!でしょうが・・

※10/10に都内で撮影