嵐のあとに・・2019/09/10 20:16

嵐のあとに・・
猛烈な風と雨をもたらした台風15号の爪痕が、通い慣れた観察地でも数多く。
これは、太枝がもぎ取られる様に折れてしまったクリの木です。
物凄い音をたててバリバリっと・・やはり並大抵の破壊力ではなかったんですね。
折れ枝にとまるオンブバッタ
被害はクリの木だけにとどまらず、雑木林の多くの木に及んでいました。
樹下の地表には多種多様な折れ枝が散乱していました。
その中の一本に、ちょこんと止まっていたのは、オンブバッタの成虫。
嵐をどの様にやり過ごしたかは?ですが、”何でもなかったよ” の涼しい顔?・・
秋の終盤まで活動を続けるバッタです。台風への耐性は意外と強いのかも・・
クビキリギス幼虫
草の葉に紛れる様な姿でじっと静止していたのは、クビキリギスでした。
まだ翅が伸びきっていないので、これから成虫への変身を遂げる幼虫ですね。
キリギリスの仲間の中では珍しく、成虫のまま冬を越す長寿命でタフなやつ。
あの程度の嵐でへこたれる様じゃ、クビキリギスの資格なしって言う事?・・

※9/10に都内で撮影

迫力満点な目2019/07/21 20:21

迫力満点な目
薄曇りの空の下、夏草が繁る草むらで出会った迫力満点な目。
脚を踏ん張ったポーズから、今にも襲いかかって来そうな感じさえするのですが・・
キリギリスのメス成虫
全体像がこれ。立派に成長したキリギリスでした。
お尻に鋭く尖った産卵管が生えていますので、成熟の域に達したメスですね。
ここ迄成長した個体は、繁みの奥に潜んでいる事が殆どですが、今日は表舞台に・・
そうしたいところだけど、蒸し暑くてたまらないのよと言う事だったかも・・
それにしても、この姿を目にして頭に浮かぶのは、4月中旬のあの出会いの記憶。
ギョロ目が多数
その記憶とはこれ。同じ草むらで出会った今年初遭遇のキリギリス若齢幼虫です。
ヨモギの葉の大きさとの対比から判る通り、その大きさは超ミニ。
これが大量に誕生してピンピンと飛び跳ね!。何とも賑やかな事になっていました。
それから3ヶ月超、数度の脱皮を経て、今日見たあの姿に成長したんですね。
但し、4月の時点で目にしたあの幼虫全てが、順調に成長出来た訳ではありません。
外敵の攻撃などの困難を乗り越えた幼虫だけが、今日見たあの堂々たる姿に・・
そして、来春の幼虫誕生につながる産卵を粛々と行う。
そんな生存サイクルを思うと、昆虫世界の厳しさを改めて実感させられます。

※7/21に都内で撮影。幼虫は4/13に撮影し同日記事に載せた画像の引用掲載です。

梅雨空の下の飛び跳ね系2019/07/15 20:41

梅雨空の下の飛び跳ね系
連休最終日も今ひとつすっきりしない空模様。
強い雨こそ降らないものの、重い雲に覆われがちな一日になりました。
こんな空の下、草むらの昆虫達もしーんと静まり返っていたかと言うと・・
オンブバッタ幼虫のペアー
さにあらず。特にバッタやイナゴ等、飛び跳ね族の動きが活発でした。
これはオンブバッタの幼虫。小さくて気が付きにくいのですが、その数多数。
草の葉から葉へ、ピンピン飛び跳ねていました。
その元気の素は、旺盛に繁り始めた夏草の葉です。
2匹が止まるこの葉っぱにも盛大な食い痕が出来ていました。
小さい体で良く食うなぁと感心する事しきりでした。
脱皮直後のオンバッタ
更に数を増す為に、現在、鋭意量産中!。
これは一段階大きくなる為の脱皮を終えたばかりの個体です。
ついさっき脱ぎ捨てたばかりの殻とにらめっこの図。
こんな小さい殻に良く収まっていたもんだなぁと感慨にふけっている様にも・・
堂々としたキリギリス成虫
数回にわたった脱皮は完了。そんな完成形の姿を見せていたのはキリギリス成虫。
幼虫時のか弱い姿からは想像出来ない程の威圧感が漂っています。
幼虫時は春の花などをかじっていたのですが、今は他の昆虫を捕食する肉食系。
獰猛な性格が顔にあらわれていますね。
草の葉を猛食するツチイナゴ
オンブバッタもキリギリスも秋の終わり迄にはその姿を消してしまいます。
しかし、このツチイナゴは、そのもっとずーっと先まで・・
成虫の姿で冬を越す珍しい飛び跳ね系です。
その為には大いに食べて体力づくりに励むことが必須な筈。
今がまさにその時。猛烈な勢いで草の葉をかじっていました。
この先長いから大変だねと、声を掛けたい気分に・・

※7/15に都内で撮影

夏草繁る場所で・・2019/06/01 20:21

夏草繁る場所で・・
背丈を伸ばした夏草が圧倒的なパワーで目に迫ってくる草地。
この先、雨の恵みを受ければ更に・・
気軽に足を踏み入れるのも今のうちと言う事で、目を凝らして観察したら・・
キリギリス幼虫の脱皮シーン
まず目に飛び込んで来たのがこれ。キリギリス幼虫の脱皮シーンでした。
足元には、たった今脱ぎ捨てたばかりの抜け殻が残されています。
その大きさに比べて、確実に一段大きさを増した幼虫。
しかしこれでもまだ成虫レベルではない筈。完成形になる迄、あと何回?・・
それらの脱皮が無事進行する事を祈るばかり。
アカマダラメイガ
こちらも脱皮風景の様に見えますが、どうもそうではないみたい。
草の葉裏で、お澄まし顔(?)をして翅休め中の蛾・アカマダラメイガ。
何でひっくり返ってるの?って首をかしげたくなりますが、これが自然体?・・
蛾の仲間はけっこう曲者揃いなんですが、これもその一例と言えそうです。
ベニイトトンボ
陽射し豊かな表舞台より、少し日が陰る場所の方がお好み?・・
そんな風に見えるこれは緑に映える紅の体色を持つベニイトトンボです。
今日も、日陰になる草地をゆるやかに飛翔していました。
同じく日陰愛好派の昆虫を捕らえるのが、ここに来た目的?・・
自然観察者にとっては、ほっと一息つける日陰ですが、意外とホットなのかも・・

※6/1に都内で撮影

伸び盛り2019/05/26 21:19

伸び盛り
ヒョロヒョロっと伸び上ったクズの蔓(つる)。
次はどの木に絡まろうかと思案中の様子ですね。
この先、様々な樹木や野草に絡まりながら、更に繁茂エリアを拡大して行きます。
野に生きる物全てに活力が満ち溢れる頃。そんな今を象徴する光景と言えそうです。
堂々とした姿のキリギリス幼虫
いま正に伸び盛りなのは、昆虫達も同様。
頼りない姿だったキリギリス幼虫も、見違える程のどっしり体形に成長しました。
ギラギラ光る赤目は凶暴な性格の象徴でしょうか。
若齢幼虫時には、野に咲く花をかじる等の草食性でしたが、成虫時は肉食性に・・
他の昆虫を捕獲して食べる生活をおくる事になります。
この幼虫の威風堂々ぶりから察すると、すでにその段階に入ってしまったのかも・・
ヒメギス幼虫
私としては今季初遭遇のヒメギス幼虫。
体形の相似性から判るとおり、これもキリギリスの仲間です。
水辺に近い草地に多く生息しますが、警戒心は極めて旺盛。
人の気配を感じると、素早く草の繁みの奥に姿を隠してしまいます。
こんなのんびりショットを撮れるのも、まだ幼さが残る今の時期限定かも・・

※5/26に都内で撮影