顔くらべ ― 2014/09/11 20:43
秋の斜光に・・ ― 2014/09/12 21:36
秋特有の斜光に浮かび上がったシオカラトンボのシルエット。
この枯れ茎を離れません。産み落とした次世代の命を死守する構えの様にも・・ 今水辺でダイナミックな産卵行動を繰り広げているのがギンヤンマのペアー。
時折、他のオスの邪魔が入りますが、決してこの連結体勢を解きません。
次世代に生をつなぐ本能に突き動かされた真剣さが感じられます。 トンボ世界の次の主役は各種アカネ属のトンボたち。
秋の風景にしっくりはまる小形のトンボです。
今日出会ったのはリスアカネ。やはり、秋めいた空が似合うなぁ・・と。 秋のトンボは、夏のトンボに比べて、かなりのんびり屋が多い様に思えます。
カメラマンにとっては、様々なアングルでの撮影を許してくれる有り難い存在。
と言う事で同じリスアカネを逆光状態で一枚。
さて次はどんなアングルで?・・
※9/12に都内で撮影
去り行く夏 ― 2014/09/13 21:33
いよいよ秋本番だなぁを実感する光景です。
アキアカネもそろそろ里に戻る頃。随所でこんな光景を目に出来る筈。
(ミラーレスカメラにボディキャップ兼用の簡易魚眼レンズを装着して撮影) ”赤とんぼ止まっているよ竿の先ならぬ枝の先” がアカネ属に共通する休息ポーズ。
一方別種のウスバキトンボはぶら下がりポーズでの翅休めです。
休み無く飛び続けるタフなトンボですが、流石に夏の疲れが出て来た様です。
今日はこんな光景を多く目にしました。そろそろ見納めの時期が近いのかも・・ アブラゼミがハラビロカマキリに捕食されていました。
最後迄頑張っていたツクツクボウシの声もかなりトーンダウン。
足早に去りゆく夏を実感させられました。 観察地からの帰途、北の方角にこんな雲が沸き上がっていました。
私には、でぶっちょのおっさんが手を振っている様に見えたのですが・・
夏の最後のご挨拶だったのかも。
※9/13に都内で撮影
優しい季節に ― 2014/09/14 21:03
過激な空模様が続いていただけに、この穏やかな眺めにはほっと一息。
秋はやはり人に優しい季節なんだなぁ・・と。(台風さえ来なければね) 観察地にも秋の主役とも言える昆虫達が揃い始めました。
中でも目につくのがアカネ属のトンボ達。これは枝先に止まるノシメトンボ。
撮影時のイメージとしては、遠ざかる夏雲を見て逝く夏を惜しむ・・ 今日の嬉しい出会いはこれ。私としてはこの秋初遭遇の成熟したアキアカネ。
真夏には涼しい高地に移住し避暑生活。暑さがおさまる頃に下界に戻るトンボです。
今日の確認は僅かでしたが、この先さらに数を増やして行く筈。楽しみです。 嬉しい場面もあれば、悲しい場面も・・
秋の強者ハラビロカマキリに捕らえられたシオカラトンボ。
真夏には俊敏な動きを見せていたトンボにも衰えの時期が訪れたのでしょうか。
自然界の摂理とは言えやはり悲しい。
※9/14に都内で撮影
長旅の途中でなく ― 2014/09/15 21:26
過去には、一時期大量に出現しても、その後めっきり数を減らした例も多い。
今年は、長旅の途中ではなくこの地に定住してくれる事を望みたい気持ちです。 アキアカネにちょい似のこれはウスバキトンボ。
蚊等を捕食する為、休み無く飛び続ける生活ぶりなんですが、今やこんな姿ばかり。
寒さに弱いトンボだそうなので、ここの所の気候の変化が身にこたえているのかも。
蚊による被害が関心事になっている今、もう少し頑張って欲しい所なんですが・・
(この画像のみ9/14に撮影) 細身の草が多い秋の草むらにはスリムな体形の昆虫が似合う。
このツユムシなんてその典型例かも・・
身長 対 腹囲寸法の比率が気になる身としては羨ましい限り。
※9/15と9/14に都内で撮影