様変わりした野で・・2020/01/02 19:24

様変わりした野で・・
これは水辺の草の今日の様子。一面の緑に占められていた頃の面影は皆無です。
カラカラに乾いた黄褐色が、視界を埋め尽くしていました。
セイタカアワダチソウに止まるツマグロキンバエ
岸辺の草地に繁茂する野草も大きく様変わり。
白いセイタカアワダチソウの穂先も、褐色を帯びた色合いに変化していました。
終末期を思わせるそんな穂先ですが、一部の昆虫には人気抜群の様子。
特にハエの仲間が、この時期の枯れかかった穂先を好むみたい。
縞模様の眼を持つこれは、花の蜜にぞっこんのツマグロキンバエです。
穂先にしがみついて、採食動作を繰り返していました。
”この時期の穂先が特においしいのよ” って言う事でしょうか。
念入りに産み付けられたオオカマキリ卵のう
既に産卵主の姿はありませんが、それそれが工夫を凝らした産物を頻繁に目にします。
それは、各種カマキリが産み落とした卵のう。
これは、低木・ユキヤナギの小枝に産み付けられたオオカマキリの卵のう。
この卵のうを目にして感心したのは、念には念を入れた産み付け方でした。
複数の枝にまたがる形で固定されていました。これなら風が吹こうが雪が降ろうが・・
こんなに強靭な固定方法なら、中に眠る幼体も安心して長い冬を越せそうです。
ちなみにごく普通の産み付け方の一例を下に示します。
オオカマキリの卵のう
これは去年の12/28に、同じユキヤナギの木で目にしたオオカマキリの卵のうです。
単純に縦方向に走る小枝一本に固定されていました。
これに比べると、今日目にしたあの卵のうは・・驚異的な念のいれようだなぁと・・
何はともあれ、念入りタイプも、単調タイプも、揃って無事冬を越す事を願うばかり。

※1/2に都内で撮影(最下段は、12/28に撮影し同日記事に掲載した画像の引用です)

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