かなり時期外れ ― 2014/05/02 22:21
ほら、あそこに・・ ― 2014/05/03 20:04
草むらで水辺で、見所はいっぱい。
ほらあそこにオタマジャクシがいるよ・・どこどこ?・・って言うところかな。 樹々の新緑、草地に咲くハルジオンそして背丈を伸ばし始めた水草の繁み。
明日迄は穏やかな陽射しに恵まれて、この瑞々しい眺めを楽しめそうです。 一体どれだけの数が生まれたの?って言う程に大量。
身体は華奢だけど、アジアイトトンボが草むらを席巻している感じです。
今日も、細長い身体に似合う細長い草を伝って軽快に飛び回っていました。 更に新しい生命も続々と誕生中です。
これは羽化して間もないと思われるメス。
まだ乾ききっていない感じの翅。透明でなく白く輝いていました。
飛び方も翅をバタバタさせて、とてもぎこちない。 草むらを埋め尽くす程に繁茂するクズ。今年も若緑色の葉が開き始めました。
クズの葉大好き昆虫と言えば、何と言ってもこのコフキゾウムシ。
ぴたりと時期を合わせて登場です。勿論葉っぱをムシャムシャと食べる為。
でもそれだけでなくこんな事も欠かせない仕事。登場早々とても忙しい。
※5/3に都内で撮影
時計は早回り ― 2014/05/04 20:07
誕生後それほど時間が経っていないと思われますが、既にこの行動。
トンボの世界の時計は、かなり早回りで進んでいる事を実感しました。 草の陰からこちらをうかがう怪しげな顔。
この顔に見覚えあり。赤い口がユニークなキリギリスの仲間クビキリギスです。 全体像はこの通り。
キリギリス属と言えば小ちゃな幼虫ばかりが目につきますが、この種は特異。
成虫のまま越冬出来る種なので、今の時期でもこれだけ貫禄十分と言う訳。
伴侶を見つけて、交尾と産卵の大仕事に取りかかるのも間近と思われます。 萌える緑、爽やかな青空。GWらしい極上の眺めを目にする事が出来ました。
次に待ち受ける雨の季節。出来るだけ先送りを望みたい気持ちです。
※5/4に都内で撮影
旬の花は白 ― 2014/05/05 23:34
ノイバラの花も一斉に咲きそろい始めました。
少し無骨なその姿からは、野に咲くバラの力強さが感じられます。 ニセアカシアの木が咲かせる花も白。漂う香りも清々しい。
この香りに誘われて、沢山の甲虫たちが集まっていました。
多数派はハナムグリの仲間。ガリガリと花弁をかじって壊してしまいます。
そして多く目にするのがこんな光景です。食事兼交尾。何とも慌ただしい。 ナツミカンの白い花ではコアオハナムグリが食事中でした。
白い花の咲くところ、必ずと言っていい程に、花を破壊する甲虫の姿あり。
折角咲いた旬の花、あまり派手に壊すなよと言いたくなります。
※5/5に都内で撮影