憐れに感じて・・ ― 2015/08/04 21:28
こんな眺めも、木の生える場所では、いまや極く当たり前。
並外れた猛暑の夏に呼応して、セミの当たり年が到来って言う感じです。 しかし樹上に抜け殻を残した者すべてが、無事成虫になれる訳ではありません。
樹下の草地で見かけたこのアブラゼミがその一例です。
残念ながら羽化不全の模様。翅が開ききらないまま、しきりにもがいていました。
このままだと、そこら中にうようよ居るアリ達の餌食になってしまうかも・・ 長い地中生活を終え、晴れて地上に出て来ても、夏の陽を浴びる時間はほんの僅か。
憐れに感じて、指で摘み上げ、近くの木の幹に止まらせようとしましたが、ダメ。
地上生活のせめてもの記念にと、顔面接写を一枚。
その声で夏の活力を象徴するセミ達ですが、こんな可哀想な者もいるのかと・・
時に喧騒と感じるあの大合唱、今後は決してうるさいなんて思わない様にしよう・・
※本日撮影の画像ではありません(抜け殻は8/3、アブラゼミは8/2に撮影)