極寒の日に・・2017/01/15 19:45

極寒の日に・・
記録的な寒気の影響は東京にも及んできた様です。
これは、今日の昼過ぎに見た観察地にある池の水面。
昨夜張ったと思われる氷が薄氷となって依然残っていました。
池に張る氷
更に位置を変えて見たらこの通り。
北風が直撃する箇所では、この通りカチカチな氷面として残っていました。
子供が面白がって割ったと思われる破断面の様子から推して、暑さは5ミリ以上。
東京でこの程度の氷が見られるのは、2月の極寒の時期に入ってからが通常。
今の時期に、これだけ本格的な結氷を見ると言う事は・・
どうやらこの冬の寒さは、いつもとは違うぞって言う覚悟が必要なのかも・・
依然孵化が続くオオカマキリ卵鞘
陽射しはあれど、空気を暖める力は無し。
そんな中、定点観測ポイントに再び足を向けて見ました。
時期外れの孵化が始まってしまったオオカマキリの卵鞘が対象です。
1月9日の観察では、卵鞘から吊り下がる脱皮殻も殆ど消え、もはや終結かなと・・
今日は、その推論を否定する様な光景を目にする事になりました。
ご覧の通り、白っぽい脱皮殻がいくつも垂れ下がっていました。
孵化がまだ続いていたんですね。それを証明する画像を下に掲載します。
脱皮中のオオカマキリ幼虫
これは、卵鞘の表面に接近して撮影した画像です。
光線状態のせいもあり、見にくいので、説明の為の矢印を付けます。
黄色い矢印の先には、脱皮が完了した幼虫が確認出来ます。
右側が頭部。薄緑色に見えるのは目です。
そして赤い矢印の先にも薄緑色の目が・・しかしこちらはまだ脱皮しきれていません。
あともう一息と言う段階でしょうか。陽が落ちる前に完了すればいいけれど・・
いずれにしても、こんな寒い時期に孵化が依然継続していたとは・・
生まれ出た幼虫たちのこの先の運命を思うと、胸が痛みます。
(この卵鞘については、1/9、1/8、1/6、1/5の記事に関連画像を掲載しています)

※1/15に都内で撮影