ドングリの悲劇2018/02/13 21:29

ドングリの悲劇
今の時期の樹下では、秋に実り落下したドングリを沢山目にする事が出来ます。
そんな中に、こんな風にポチッと丸い穴があいた物を目にする機会も割と多い。
何だろうね?って思いますが、これはドングリにとっては、悲劇的状況です。
この穴、自然にあいたものではなく、ある種昆虫が次世代繁殖の過程であけたもの。
親虫が穴をあけて中に産卵したり、中で育ったイモムシが穴をあけて這い出たり・・
ゾウムシやチョッキリ、蛾の仲間等に、こんな穴あけの習性があるとされています。
ドングリの中には栄養分が一杯。おまけに頑丈で冬の寒さもしっかりガード。
利用したくなるのも当然ですね。しかしこうなったドングリは既に機能喪失と言う訳。
本当に迷惑極まりない話ですね。
落ち葉の中からすっくと・・
落ち葉の間からすっくと立ち上がった若苗。見るたびに元気づけられます。
この若苗がドングリから生まれたかは不明ですが、それでもここ迄育ったのは貴重。
樹下の自然観察では、つい夢中になって踏んでしまう可能性もあるので、要注意!。

※本日撮影の画像ではありません(2/12に都内で撮影)

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