三月初日の木立で・・ ― 2019/03/01 19:55
樹下の地面を伝い伝い歩きてして、しきりに何かを探索中。
その結果の ”やったね!” の光景がこれ。一羽のムクドリが何かをくわえていました。
詳細には確認出来ませんでしたが、何らかの幼虫だったかも知れません。
私がここを歩いた目的も、同じく昆虫の探索だったんですが、収穫はさっぱり。
さすが、プロフェッショナルの眼力は違うなと感嘆させられた瞬間でした。 昆虫との遭遇は叶わずの私。その関心はもっぱらこちらの方。
様々な樹木が付ける若い芽の観察でした。
そして、今日目にした中で一番チャーミングに感じたのがこれ。
小さいけれど、その色合いの鮮やかさに目を惹かれました。
生まれたばかりのこの赤ちゃん、この先どう言う風に変貌して行くのやら・・
※3/1に都内で撮影
さっさと逃げない・・ ― 2019/03/02 20:40
しかし昆虫達の動きが本格化する迄にはまだしばらく時間がかかりそう。
じーっと目を凝らして見つけた相手も、じーっと固まったままと言うケースが殆ど。
その一例がこれ。ターゲットは、中央の上向きに開いた葉っぱに止まっています。
葉っぱの緑とは明らかに違う茶色っぽい縦長の物体です。 あまりにも小さいので、拡大しないと正体が掴めません。
と言う事で、より近づいて撮影した画像を、更にトリミングした結果がこれ。
虫は下向きに止まっています。よく見ると2本の触覚や目らしき物も確認出来ます。
夏の主役・セミのミニチュア版を思わせるこれは、キジラミの一種。
この様に葉などに張り付き、汁を吸い続ける地味な活動をする昆虫です。
撮影の為、葉を揺り動かす動作をしましたが、それに気づいて逃げる気配もなし。
やっと出会えた昆虫ですが、手応えと言う点ではいまひとつでした。
カメラの接近に気づいてさっさと逃げる。そんな相手との出会いはいつになるやら・・
※3/2に都内で撮影
桃の節句なので・・ ― 2019/03/03 18:40
躊躇してばかりは・・ ― 2019/03/04 19:57
側面に大きな裂け目が入り、中身の若緑色が顔を覗かせていました。
一気に開こうとしたけれど、降る雨の冷たさに、躊躇を余儀なくされていたみたい。
でも、ここまで来れば、もはや時間の問題。青空さえ戻ればって言う事でしょうね。 こちらはドウダンツツジの冬芽。
ロウソクの炎みたいな形の先っぽに、雨滴がびっしり付いて、冷たそう。
でも、躊躇してばかりはいられないと言う事で・・ 少数ですがこんな姿を見せる芽もありました。
雨に負けずにここ迄来たのは立派。勇気ある先駆者或いはおっちょこちょい?・・
昨日から続いた雨も、明日には止んで青空が戻りそう。
樹木の世界も、一気に春モードに突入と言う可能性がありそうです。
※3/4に都内で撮影