春に三日の・・2019/03/06 22:37

春に三日の・・
春に三日の腫れなしと言われますが、ここに来ての空模様の推移は正にその通り。
昨日の晴れから一転、重苦しい曇り空からは時折細かい雨もポツポツと・・
目にする風景も殆どモノクロ。華やぐ春の自然とは程遠い雰囲気でした。
晴れた日に見たヘラオオバコ
これは、穏やかな陽射しに恵まれた昨日撮影した草むらの寸景です。
地面にペタッと張り付いて冬を越して来たヘラオオバコのロゼット葉の様子。
緑の葉がむっくりと起き上がり、そこから3本の茎がヒョロヒョロっと・・
先端には、とんがり頭の花序も確認出来ました。
すっかりお目覚めの様子でしたが、今日の悪天候の下では果たして?・・

※3/6と3/5に都内で撮影

ひたすら黙々と・・2019/03/08 19:52

ひたすら黙々と・・
しつこく降り続いた雨があがり、穏やかな春の陽射しが戻って来ました。
途端に活気づくのがこれ。働き者昆虫・アリ達です。
大きな荷物をくわえてワッセワッセ。巣に持ち帰る建築資材の運搬に大忙しでした。
このアリの荷物は、自分の体長の何倍もある枯れ枝。
思うように進まず四苦八苦していました。でも決して諦めない所はさすが!。
巣穴近くにいた荷物受け入れ係のアリ
こちらは巣の入り口で待機する荷物受け入れ係・2名。
運搬係の奮闘もあり、巣の入り口は様々なガラクタ(失礼!)が山積していました。
この中から巣材として使えそうな物を選ぶのも、彼らの任務なんでしょうね。
”こんなの運んで来てどうするのよ” って言いたくなる様な荷物も相当ありそう。
でも、ひたすら黙々と・・その勤勉さには頭の下がる思いがしました。

※3/8に都内で撮影

春一番が吹いて・・2019/03/09 20:03

春一番が吹いて・・
東京に春一番が吹いたとの発表があった日。
吹き付ける生暖かい風は、行きつ戻りつだった季節の歩みにも活を入れた感じでした。
これ幸いと、種子付きの綿毛を盛大に飛ばしていたのがタンポポの穂先。
残りあとわずか。この分だと、かなり広範囲に生息範囲を拡げそうな雰囲気も・・
ヤナギの枝で割れていた
風に揺れるヤナギの細枝では、フレッシュグリーンの若芽もパックリ割れて・・
次のステージへの確かな一歩。枝が緑色に染まる日もそう先の事ではない筈。
季節の確かな前進を実感した一日でした。

※3/9に都内で撮影

今日も坊主か2019/03/10 21:52

今日も坊主か
辺り一面にと迄は行きませんが、この様な草の繁みを目にする機会が増えてきました。
舞台は整った!・・あとは役者の登場を待つばかりなんですが、実態は?・・
待ちぼうけのササグモ幼体
このササグモ幼体のポーズを見れば、おおよその察しは付きますね。
正に手持ち無沙汰!。網を張らないタイプなので、こうして待つしかないみたい。
活躍の舞台は整っても、獲物となる昆虫たちの顔見せが遅れ気味の様です。
おまけに今日は陽射しも弱く、気温の上昇もイマイチで、条件的に最悪。
”今日も坊主か”って言う感じでしょうか。その気持ちは昆虫狙いのカメラマンも同様。
穏やかな春らしい気象の定着を強く望みたい気持ちです。

※3/10に都内で撮影

アピール度抜群!2019/03/11 20:25

アピール度抜群!
穏やかな春の陽射しが戻り、草むらのタンポポも一気にパワーアップ!。
ほぼ全開の勢いで、虫たちへのアピールを繰り広げていました。
そのお誘いに乗ってやって来たのは、小さなホソヒラタアブでした。
春の花が咲く所必ずその姿ありと言える位の常連客。
ひとつの花での滞在時間も長く、蜜の美味しさを堪能している感じでした。
微妙なお隣関係
タンポポの花のアピール度は、花の大きさと色の派手さに起因しますね。
でも、その事で、隣近所に迷惑を及ぼす事があるかも・・
例えばこれ。開きかけたタンポポに抗議の視線をおくる(?)シロツメクサです。
”それ以上開くと陽射しが遮られて、僕の立場がなくなっちゃうよぉ” って・・

※3/11に都内で撮影