浄化役を担う2019/03/12 20:30

浄化役を担う
明るい春の陽射しが降り注ぐ草地。アリ達の動きが一段とパワーアップしています。
巣に向けての荷物運びに大忙し。その荷物も様々で、中にはギョッとする様な物も・・
例えばこれ。クロヤマアリが咥えているのは黒い甲虫、ビロードコガネでしょうか。
微動だにしない所から察するに、既に絶命した個体と思われます。
いくらパワフルなアリとは言え、この堅物を襲って餌にするとは考えにくい。
今の時期の草むらでは、昨シーズンの遺物が放置されている光景を目にする事も度々。
そんな草むらの浄化役を担っているのが、働き者のアリ達なのかも知れません。
自然の循環に欠かせないのがアリ。そう言う見方で眺めると、崇高な行動の様にも・・

※本日撮影の画像ではありません(3/11に都内で撮影)

4月上旬並みの日に・・2019/03/13 19:50

4月上旬並みの日に・・
4月上旬並みの暖かさに恵まれた日。植物の反応は予想以上に機敏でした。
ふかふかの綿毛に覆われて冬を越してきたコブシの冬芽も、この姿に・・
フレッシュグリーンの若葉がひょっこり顔を覗かせていました。
春姿への第一歩。踊る様な形をした白い花のデビューも間近と思われます。
カラスノエンドウの花開く
地表に目を落とすと、春の草むらの定番とも言える小さな花のデビューも・・
面白い形をしたカラスノエンドウの花。春の陽を浴びて輝いていました。
この草の茎に開いた蜜腺は、アリ達にとっての魅惑の吸蜜スポットとなります。
餌探しに苦労していたアリ達にとって、待ちに待った瞬間でしょうね。
タンポポで吸蜜するヒラタアブ
寒さを物ともせず頑張っていたタンポポの花も、余裕たっぷりの咲き方に・・
蜜を求める常連客・ヒラアアブ達にとっては、ウハウハの状態だった様です。
贅沢なグルメ気分を味わっていたのかも・・

※3/13に都内で撮影

まずは赤色から・・2019/03/14 20:35

まずは赤色から・・
昨日に続き、春めいた陽射しが豊かに降り注ぐ一日となりました。
その光を浴びて輝いていたのは、様々な樹木が付ける若葉・・と言うより幼葉。
透明感を持ったこの緑色を楽しむのは、今の時期限定の贅沢と言えそうです。
赤く縁取られた幼葉
樹々の葉は、まず透明感のある若緑色からスタート・・そう思えるのですが・・
実際には、更にもう一段階前がある様です。
それを物語っていたのが、誕生後間もない感じのこの葉っぱ。
外縁部が赤く色づいていました。葉っぱの赤ちゃんと表現したくなる様な・・
やがて全てが若緑色に・・その変貌スピードは思いの外、速そうですね。

※3/14に都内で撮影

意外と早いかも・・2019/03/15 20:23

意外と早いかも・・
開こうとする意欲を十分に感じさせる桜・ソメイヨシノのつぼみ。
春の陽射しがたっぷりの今日昼過ぎに目にした光景です。
さて、東京での開花はいつ頃?・・この姿を見る限り、意外と早いかも・・
モンシロチョウ
そろそろかなと思っていたモンシロチョウとの初遭遇も実現しました。
でも、この姿はイマイチらしくない。
陽射しがかなり強めだったので、眩しくて葉陰に避難の一コマでしょうか。
近くには、この蝶にお似合いのナノハナ畑もあるのにね・・

※3/15に都内で撮影

レンギョウでの惨状2019/03/16 20:48

レンギョウでの惨状
桜・ソメイヨシノの開花時期が気になりだす頃、一足早く花開く木の花があります。
低木レンギョウの花。ひらひらと踊るような姿で枝にびっしりと連なります。
何よりの魅力はこの明るい黄色。春を迎えた喜びに溢れている感じ。
レンギョウの枝にあるチョウセンカマキリの卵のう
私は以前から、このレンギョウの植え込みに注目してきました。
その理由は、小枝の一本に産み付けられたこの物体(画像ほぼ中央)。
昨秋にチョウセンカマキリが産んだ卵のうでした。
今日もそこにある事はあったけど、何やら様子がおかしい。
さっそく反対側に回り込んで見たら・・
破壊されたチョウセンカマキリの卵のう
目にしたのは、盛大な「ほじくり跡」でした。
正に原形をとどめない程の惨状。中に眠っていた幼体の命は当然の事ながら・・
蛋白源探しに必死な野鳥達にとって、カマキリの卵のうは何よりの恵みだった筈。
運悪く、その鋭い目にとまってしまった結果がこれと言う訳ですね。
参考に、約1ヶ月前に撮影した、同じ卵のうの画像を下に掲載します。
チョウセンカマキリの卵のう
この通り、しっかり産みつけられていたのにねぇ・・
昆虫達にとっての冬越しは決して容易でない事を思い知らされました。

※3/16に都内で撮影
(最下段は2/15に撮影し、同日の記事に掲載した画像の引用です)