梅雨入り前の・・2021/06/01 15:33

梅雨入り前の・・
梅雨入り前にひろがる青空は、スカッとして、実に気持ちいい。
そんな空を、コシアキトンボが飛びかっていました。
雨がちの日々に入る前の定番とも言える光景、今年も同様でした。
アカボシゴマダラ幼虫
こちらは活発な動きは見せず、エノキの葉上でじーっと固まっていました。
仰々しいツノを持つアカボシゴマダラ(蝶)の幼虫。
止まっていたのは育児食であるエノキの葉でした。
この画像でも食い跡が数カ所確認出来ます。しかしこの程度で済む筈もなく。
葉っぱとしては、早く羽化して飛んで行ってくれよ!と言う心境でしょうね。

※6/1に都内で撮影

見頃のアジサイにて2021/06/02 15:58

見頃のアジサイにて
遊歩道沿いのアジサイが綺麗に咲きそろっていました。
梅雨入り宣言へのスタンバイ完了って言う感じ。
かなり華やかな色合いなんですが、雰囲気は物静か。
これがアジサイの特質ですね。
ガクアジサイの花にいたササグモ
ガクアジサイに網を張らないタイプの蜘蛛・ササグモが止まっていました。
アジサイに来る昆虫の数は意外と少ない。
でも、こうして待っていれば、そのうちきっと・・
ハチの一種の交尾行動
これは葉っぱの上で目にした、ちょっとおかしな光景。
何だろうと言う感じでしたが、接近してみたらハチの一種の交尾行動でした。
面白いのは、カップル両者の大きさの違い。
向こうに見えるのがオスでしょうが、手前のメスに対して比較にならない程に小さい。
昆虫の世界ではよくある事ですが、このケースはちょっと極端過ぎる様にも・・
でも、うまくいくんでしょうね、きっと・・

※6/2に都内で撮影
※PENTAX K-70 with SMC PENTAX-DA 1:2.8 35mm Macro Limited

生命力溢れる光景が・・2021/06/03 15:18

生命力溢れる光景が・・
雨の恵みを受け木立の緑が急速に濃さを増しています。
もう少し日々が進むと、更に濃さを増して重苦しい感じになってしまう筈。
この色合いはまさに今の時期限定と言えそうです。
倒木になってもたわわに葉をつける・・
ニセアカシアの葉も、穏やかな陽射しを浴びて輝いていました。
まさに活力溢れる眺めなんですが、実は裏事情が・・
この木には、強風を受けて根元から倒れてしまった過去があります。
しかし倒木となって地を這っても、時期が来れば、これだけ元気な葉をたわわに・・
その生命力の強さにはただただ感心させられます。
さて、この先、どう言う形で復活することやら・・
アオモンイトトンボの繁殖行動
水辺の草地に目を転じたら、そこにも生命力溢れる光景が・・
アオモンイトトンボのカップル。ハート形崩れのいつもの体勢で交尾中でした。
登場後まだそれ程時間が経っていないのに、早くもこの局面に・・
トンボの世界の時計は、想像を超える速さで進んでいるんですね。

※6/3に都内で撮影

もう一つの旬の花で・・2021/06/04 12:58

もう一つの旬の花で・・
今の時期の旬の花と言えば、まずはアジサイの花が挙げられますが、それだけでは・・
地面スレスレに密集して開くドクダミの花も花盛りの時を迎えています。
一見すると、四つの白い部分が花びらの様に見えますが、実はそうではなくて・・
白い部位は、花を囲む葉っぱが変形した顎(ガク)。
実際に花としての機能を備えているのは、中央に見える黄色い部分とか・・
側面に廻って、その事を確認してみると・・
ドクダミの花で食事中のアリ
これが、いわゆる花本体。小さな黄色いパーツがびっしりと密集しています。
この画像では、蜜を求めてやって来た小さなアリが確認出来ます。
花の形から見て、どうしてもこの様な直立体勢での食事となってしまう様ですね。
ちょっと難儀だけど、花の数が多いので満足満足!って言う感じでしょうか。
タンポポ綿毛が引っかかっていた
ひょろっと伸びた花に、風に乗って移動中のタンポポの種子が引っかかっていました。
二つまとめてと言う点に、生息分布を遠方まで拡げようとする意欲が感じられます。
一息ついたら、次の風に乗ってふわりと・・

※6/2と5/28に都内で撮影

成功を祈る2021/06/05 14:18

成功を祈る
穏やかな陽射しに恵まれた日。昆虫達も活発な動きを見せていました。
アジサイの花の近くで獲物待ち体勢だったのは、ハラビロカマキリ幼虫。
花は見事に開いているのですが、訪れる昆虫の姿はさっぱり。
残念ながら期待外れ。そろそろ場所替えしようかと考えていたかも・・
季節商品(?)・キマダラセセリ
カマキリ達とは違って、蝶達の主食は花の蜜。
様々な野の花も咲き揃って、多忙な時期に入った様です。
これは、草の葉上で一休みをしていたキマダラセセリ。
梅雨入りの頃に決まって姿を現す季節商品(?)的な存在です。
これが登場したと言う事は、梅雨入り発表も間近に迫った様ですね。
蜘蛛の網も手慣れた造りに・・
昆虫の賑わいが増すにつれて、それを狙う蜘蛛の数も増加の一途と言う感じ。
登場後暫くは網も張り方もぎこちなかったのですが、今や立派な造りに・・
この網では、目くらましの為のギザギザ(隠れ帯)も確認出来ます。
この網なら収穫はバッチリな筈。そんな自信に溢れたスタンバイ体勢でした。
昆虫ファンとしては複雑な想いですが、成功を祈ると言ったところでしょうか。

※6/5に都内で撮影