季節が着実に・・2021/05/01 14:43

季節が着実に・・
まだ、未熟な事を示す緑色ですが、ビワの実がそれらしい形を見せ始めました。
おいしそうな色に変わるのは、梅雨入りの頃でしょうか。
季節が着実に進んでいる事を実感させられました。
ミカンの葉を食害するナミアゲハ幼虫
アマナツミカンの葉にも、季節の着実な進展を物語るものが・・
ミカン系の葉を食草にするナミアゲハの幼虫です。
とにかくその猛食ぶりは驚異的!。このシーンでも左上方に食い跡が確認出来ます。
さらに、産み付けられたまん丸な卵までも・・
この葉っぱの行く末は、容易に想像出来ますね。
産卵の合間に一休み中のナミアゲハ
樹下の草地には、母親と思われるナミアゲハ成虫の姿も・・
無事産卵を終えて、ほっと一息の休憩中でしょうか。
一息ついたら、再びアマナツミカンの木に・・でしょうね。

※5/1に都内で撮影

若葉の頃に・・2021/05/02 14:49

若葉の頃に・・
昨日は、夜間も大きな雷鳴が轟くなど、かなり荒れ模様の天気となりました。
一夜明けた今日は、その後遺症で若干風は強いものの、陽射しはたっぷり。
樹々の新緑が青空に映えた、典型的な五月の風景を目にする事が出来ました。
まず赤く色づく葉もあり
目に青葉の頃とは言え、全ての植物が青葉色染まっているわけではありません。
緑色に染まる前に、まず赤く色づくものも・・いわば葉っぱの赤ちゃん!。
そんな種を探して目を凝らすのも、今の時期の楽しみと言えそうです。
新録の葉裏に止まるアブラムシ
こちらは典型的な若葉色。
陽射しに透ける裏側を覗き込んでみたら、こんな怪しげな集団を発見しました。
太い葉脈の部分に終結していたこれはワタアブラムシと思われます。
植物に甚大な被害を与える厄介者。我が時来ると言う事で大量発生中の模様。
面白いのは、翅がある奴と無い奴が同居している事。
親子の様にも見えるのですが、この種は翅なしと翅ありの同居が当たり前らしい。
それにしても、葉が柔らかくて美味しい時期にぴったり同期して登場するなぁと・・
大きく様変わりした空
今日はこのまま、天気の崩れはないだろうと思っていたのですが、どっこい!。
夕方近くになり、物凄い雷鳴がドッカンと・・空の表情も激変していました。
季節の変わり目に見られる天気の不安定さは避けられない事なんでしょうね。
さて、明日はどうなることやら・・

※5/2に都内で撮影

意外と相性いい?・・2021/05/03 16:22

意外と相性いい?・・
ここ数日観察を続けているアマナツミカンの木の今日の様子です。
ナミアゲハ幼虫による葉っぱのムシャムシャ食いは相変わらず。
その小さい体で良く食うわ!って言う感じ。
見るからに柔らかそうな葉だし、まさに今が食い時って言う事なんでしょうね。
アマナツミカンの葉にナミアゲハの卵が・・
ムシャムシャ食い予備軍も誕生の時を待って、葉っぱの上で多数待機中!。
今は無傷なこの葉もやがて・・
(ナミアゲハの卵)
アマナツミカンの花で吸蜜するクマバチ
これは同じ木で目にしたクマバチの吸蜜風景です。
小柄な花に不似合いなデカブツ現ると言う感じ。
しかしほっとしたのは、この吸蜜ポーズ。
このハチは花に穴を開けて蜜源にアプローチする荒技の使い手なんですが・・
この通り大きく開いた花びらに頭を潜り込ませての丁寧な吸蜜動作を見せていました。
花としては、このデカブツの重さに暫く耐えさえすればダメージ無しなのかも・・
一見不似合いな組み合わせだけど、意外と相性いいのかもね・・

※5/3に都内で撮影

急速に様変わり2021/05/04 15:33

急速に様変わり
長い間、枯れ色一色だった大河の岸辺が、急速に様変わりを進めています。
鮮やかな緑色のエリアが、目を見張る速さで拡大中!。
緑一色に染まった繁みから、ヨシキリの甲高いさえずりが耳に届く日ももうすぐ。
ぐんぐん伸びるクズのつる
若い草の勢いを象徴する眺めがこれ。
クズの新しいつるが、枯れたつるに巻きついてぐんぐんと伸び上がっていました。
この通り規則正しい等間隔での巻きつき。正にコイルスプリングその物と言う感じ。
この勢いのまま、いったいどこまで伸びていくことやら・・
ウズラカメムシの成虫
野草達が活気づけば、それに集まる昆虫達の数も増すのが当然の流れ。
目を凝らしたら、いかにもおニューと言う感じの個体を多く目にする事が出来ました。
これはウズラカメムシ。頭とんがりのなんともユニークな形状です。
食草はイネ科の草とか・・河岸の草地にはその手の野草が目白押し。
まさに、タイミング的にはばっちりでしょうね。

※5/4に都内で撮影

バリエーション多し2021/05/05 15:19

バリエーション多し
野草の繁茂が急速に進む今の時期、その葉で良く目にするのがこのナミテントウです。
野草の敵・アブラムシ退治に大忙しの時期に入った模様。
この種が面白いのは、背中の模様に多様なバリエーションが見られる事。
例えばこれは黒地に赤丸の二紋型ですが、同じタイプでもかなりの差異が見られます。
これは、赤丸の下辺に黒い点がポチポチっと入ったタイプ。
なんとなく、こちらを睨んでいる目の様にも見えて面白い。
すっきり赤の二紋型ナミテントウ
こちらも赤丸二紋型ですが、目玉を思わせる黒点が入っていないスッキリタイプ。
シンプル イズ ベストと言う感じでしょうか。
ちょっと歪んでいるけれど、日の丸を背負ってアブラムシ退治に奮闘中と言う感じ。
これらは、数多くある中での、ほんの一例です。
さて、今季はどれだけのバリエーションに出会えるやら・・

※5/4に都内で撮影