雨が降っても・・2021/07/01 14:59

雨が降っても・・
伊豆諸島北部に、線状降水帯と言う物騒な名前の気象現象への警戒が告知された日。
東京区部の空もこの通り。雲が低く垂れ込め、降ったり止んだりの繰り返しでした。
梅雨もいよいよ本気モードに入った様ですね。
食い痕だらけの葉っぱ
人にとっては鬱陶しい雨ですが、その恵みを受け、草木の葉はイキイキ・・
・・なんですが、こんな悲惨な姿を晒す葉も多数見受けられます。
まさに穴だらけ!・・何らかの昆虫による猛烈食いの痕跡ですね。
適度に柔らかい今の時期の葉っぱは最高なのよ!って言う事なんでしょうが・・
葉っぱを猛食中の一休み
こちらは、自分が付けた喰い痕の端に足を引っ掛けて休息中の甲虫。
コガネムシの仲間・アオドウガネでしょうか。
一休みしたら、再び食うぞ!って言う意欲に溢れた感じ。
硬い殻をまとっているから、雨が降っても全くノープロブレム!。
食われる立場の葉っぱ達にとっては、何とも困った奴らに違いありません。

※7/1に都内で撮影

しつこく降り続く・・2021/07/02 12:33

しつこく降り続く・・
ズバリ予報通り、止みまなく、しつこく降り続く雨。
”梅雨とはこう言う物だよ” って物語る様な、暗い空に覆われ続けました。
雨に濡れたハナミズキの葉
枝いっぱいに若い葉をつけた樹木にとっては、正に恵みの雨と言った所でしょうか。
この雨の恵みを受けて、更に繁茂度合いを強めて行きそうです。
予報では、明日以降も同様な展開となる模様。
空梅雨の年もあるけれど、どうやら今季は、その線はなさそうですね。
※ハナミズキの若葉
獲物待ち受け中の小さな蜘蛛
これは、まずまずの陽射しに恵まれた日に、木立の中で目にしたミニミニな蜘蛛。
目に見えない程の密やかな網を張って、引っかかる昆虫を待ち伏せ中でした。
今日の雨は、こんな華奢な網を壊してしまうほどの密度を持っていた筈。
やむを得ず、近くの葉裏に身を隠して、雨よ、やんで!と祈っているんでしょうね。
悪天候下の空腹にどこまで耐えきれるやら・・他人事 (?) ながら、ちょっと心配に・・
※ヒメグモ

※7/2と6/29(蜘蛛)に都内で撮影

雨が止んで・・2021/07/03 16:07

雨が止んで・・
ずーっと降り続くのかと思った雨も、昼過ぎには止んで、陽射しが戻って来ました。
木立の下にひっそりと咲くミズヒキの花に、さっき迄の雨が残した大きな水滴が・・
花にとっては鬱陶しい状況に違いありません。早くポトンと落ちてよ!でしょうね。
残された雨滴が多数
降り止んだ雨がかなりの量だった事は、そこら中に残された水玉の大きさで歴然です。
成長期真っ只中の植物にとっては、強力な援軍になる雨だった事は間違いありません。
雨宿り継続中
雨宿り継続中って言う感じで、葉の隙間に顔を突っ込んでいたのはスグリゾウムシ。
そろそろそこから這い出て、お腹を満たす行動に移った方がいいと思うけど・・
いかにも窮屈そうだけど、意外と居心地がいい場所なのかも知れませんね。

※7/3に都内で撮影

しつこく降り続く・・2021/07/04 13:58

しつこく降り続く・・
雨音をたてる程ではありませんが、細かい雨がしつこく降り続く日曜日となりました。
旬の花の花びらにも、雨滴が集積した水の塊がいくつも出来ていました。
この先、雨脚が更に強まれば、この程度では済まない筈。
そんな展開にならない事を祈りたい気持ちです。
ツワブキの葉上にびっしり
雨滴を長くとどめる葉と、そうでない葉があります。
これは大柄なツワブキの葉。雨滴がとどまる上では、好適な表面状態らしい。
それぞれの雨滴に周囲の風景が映り込んで賑やかな光景を造り出していました。
いわば魚眼レンズの集合体って言った感じでしょうか。
魚眼レンズの如く・・
詳細を確認すると、この通り。
周囲の風景がグニャグニャに変形した状態で映り込んでいました。
アブラムシ集団とアリ
ちょっと気味悪いのですが、これは雨の止み間もあった昨日撮影した画像です。
草の茎にたかる多数のアブラムシ。茎の中に含まれる液体を摂取中の光景です。
注目点はアブラムシに混じって、数匹のアリを確認できる事。
通説では、アブラムシを外敵から守る護衛役の任務を担っているそうです。
その代償として、アブラムシがお尻から出す甘露を吸わせて貰ってっているらしい。
雨が降り続く今日は、こんな光景もばったり途絶えていた筈。
被害者側の草にとっては、ほっと一息の一日でしょうね。

※7/4と7/3に都内で撮影

変なやつに出会う2021/07/05 17:04

変なやつに出会う
一口に蛾と言っても、その姿は様々。
今日出会った2種は、ユニークさではかなり高ランクに位置しそうです。
派手派手な体色とデブッチョな体形が印象的なこれは、オオモモブトスカシバ。
蛾のイメージとは大きくかけ離れたその姿。とんでもない奴に出会ったなと言う感じ。
オオモモブトスカシバの側面図
側面から見るとこの通り。
逆立った感じの毛むくじゃらの姿は、相手への威圧効果を狙ったものでしょうか。
捕食しようとする相手も、この姿の迫力には、ちょっと気落ちしちゃうかも。
実際は、蜜を求めて花から花への、心優しいやつなんですけどね。
トリバガの一種
こちらはデブッチョとは正反対。これ以上細くなり様もない程にスリムな体形の蛾。
トリバガの一種です。翅の形が鳥の翼を連想させる事から付けられた名前でしょうか。
鳥でも、ここまで細い羽根を持つやつはいないよなぁと思うのですが・・
風変わりなやつも顔を揃え始めた蛾の世界。
さて、次に出会うのは、どんなヘンテコなやつ?・・

※7/5に都内で撮影