枯れ色に変わる野で・・ ― 2017/11/10 20:06
中には、力尽きて倒れこんでしまう草も・・
後戻りしない季節、冬の足音が間近に迫っている事を実感させられました。 そんな寂しい気持ちを少し慰めてくれる様な昆虫との出会いも・・
枯れた草の葉を、絶好の日向ぼっこ場所として利用していたウラナミシジミ。
翅を全開にして、陽射しの暖かさを目一杯享受しようと言う算段の様でした。
空の青さを映した様な表翅の色合いが何とも魅力的。
翅の傷みも見られないし、この分だと、まだまだいけそうだね。 倒れこんだ枯れ色の草で、次世代に生をつなぐ苦心作を目にしました。
この草地に長く生息していたオオカマキリの卵のうです。
草に巻きつく様にがっちり固定されていました。
色も枯れ草に巧みに紛れる淡褐色。
こう言う見栄えになる事を、しっかり予測しての産卵だったんですね。
毎年繰り返される事とは言え、昆虫達の知恵にはいつも感心させられます。
※11/10に都内で撮影