大食いの甲斐あって・・2019/10/14 18:38

大食いの甲斐あって・・
台風一過の晴天が拡がった昨日、秋の草も豊かな陽射しを浴びてキラキラ。
その草の繁みの奥からは、秋に鳴く虫達の声が耳に届きました。
夏の象徴・セミ達の声に比べてあまりにも小音量。静かな秋到来を実感しました。
ツチイナゴの成虫
秋の気配が漂う草むらで出会った無骨者!。雰囲気違いもいいとこだなぁと・・
イナゴの仲間の中では唯一の越冬種・ツチイナゴの成虫でした。
いかにも頑丈そうなこの体形は、厳しい寒さの冬を乗り越える上での必須要件。
まだだいぶ先の事ですが、その為の準備はバッチリ完了済みと言う事ですね。
ツチイナゴの幼虫
この種は、初夏に卵から孵化し、暫く幼虫時代を過ごした後に成虫化します。
と言う流れを証明する画像がこれ。同じ草むらで7月15日に見かけた幼虫です。
細長い草にしがみつく様子は何とも頼りなさげ。それが変じて今のあの風貌に・・
実はこれ、しがみついているのでなくて、葉をムシャムシャ食べている光景でした。
その大食いの甲斐あって、いまのあの姿ありと言う事ですね。
成虫になった今は更に食欲増進中?・・厳しい冬を越さないといけないからね・・

※ニュース報道を見るにつけ、台風19号の爪痕の甚大さに驚愕しています。
被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
ご安全と、一日も早い復興をお祈り致します。

※本日撮影の画像ではありません。
※草地の風景とイナゴ成虫は10/13に、幼虫は7/15に、いずれも都内で撮影。