ゆとりある気分で・・2020/04/02 20:18

ゆとりある気分で・・
街中の公園で見たサクラ並木の今。例年通りの鮮やかさで最盛期を迎えていました。
花散らしの風に・・
花散らしとも言える意地悪な強風が吹き続けた一日。
樹下では、早くもこんな光景が繰り広げられていました。
絢爛な花景色。それを愛でる気持ちが今一つ盛り上がらぬまま終わる事が悲しい。
まずは赤く色づく若葉
サクラの後を引き続く様に、目に鮮やかな新緑の季節がスタートしています。
新緑とは言え、まず赤く色づく葉を目にする事も多い。
これもそのひとつ・エノキの若葉・・と言うか、幼葉です。
まさにオギャーと産声をあげている赤ちゃんの様にも・・
落ち着かない気持ちで過ごす日々が続いています。
ゆとりある気分で、自然の変化を楽しむ日々が早く戻る事を願ってやみません。

※4/2に都内で撮影

とってもフレンドリー2020/04/03 23:00

とってもフレンドリー
春に咲くバラ科の花の中では、最も女性的な雰囲気を漂わせるのがこのハナカイドウ。
今年も、俯き加減のお淑やかな姿を披露し始めました。
同じバラ科のサクラに比べ、樹高は遥かに低めで、人の目線とほぼ同一。
とってもフレンドリーな淑女と言った所。
お似合い者同士のツーショット
このユリオプスデージーの花期は11月から5月まで。
花の少ない時期の救いの神とも言える存在でした。
その一輪に止まり、吸蜜に夢中だったのは、太っちょ体形のアシブトハナアブ。
このアブの成虫としての活動期間は11月から3月までとか・・
この花の開花期間とうまい具合に同期しているんですね。
お似合い者同士のツーショットと言いたいけれど、アブの姿が無骨過ぎるかなぁ・・

※4/3に都内で撮影

淘汰の法則が・・2020/04/04 19:23

淘汰の法則が・・
まずは赤く色づく葉っぱの赤ちゃん。その上に止まっていた昆虫の赤ちゃん。
くたーっとしたリラックスポーズをとっていたのは、ヤブキリの若齢幼虫でした。
今の時期、目を凝らして観察すると、信じられないほど多数の生息を確認できます。
サクラの若葉を食べるヤブキリ幼虫
これは、リラックスするのは後回しにして、今まさにお仕事中の同種幼虫。
止まっていたのはサクラの若葉。”今の時期の葉が一番おいしいのよ” って食欲全開。
幼虫の前方にある大きな食い跡は、この幼虫が残した物と思われます。
食欲全開で食べまくり、皆が揃って成長すれば、草むらはヤブキリの成虫だらけに・・
・・とならないところが昆虫世界の不思議。淘汰の法則が厳然と存在する様です。
さて、この幼虫は、その狭き門を無事くぐり抜ける事が出来るのでしょうか。

※4/4に都内で撮影

安堵感に浸れない・・2020/04/06 20:22

安堵感に浸れない・・
寒さが身にしみる厳しい時期を乗り越えた安堵感にひたれる筈の今。
しかし、今年はそんな気分とは無縁。日々伝えられる報道に困惑がつのります。
すぐそこの自然観察も、当面控えざるを得ないかなと考えています。
これは、4月4日に、道端の草地で撮影した一枚。
エノキの若葉にとまり、日向ぼっこを楽しんでいたツマグロオオヨコバイです。
人の世にもこんなのんびりムード漂う日々が、早く戻る事を望みたい気持ちです。
見上げる空は穏やかな表情で・・
見上げる空は、今の時期らしい穏やかな表情を浮かべているんですが・・

※青空は4/6に自宅で、ヨコバイは4/4に都内の観察地で撮影

何やら落ち着かない2020/04/08 19:20

何やら落ち着かない
いよいよ各種シジミチョウが顔を揃える時期に入りました。
これは、色の鮮やかさでは大型蝶に決してヒケをとらない存在感を持つベニシジミ。
何やら落ち着かない様子で、草の葉から葉への移動を繰り返していました。
翅半開のベニシジミ
飛び疲れたのか、枯葉の上に止まって一休み。
しかし、ここでも、翅を全開にしての休息ポーズは見せずじまいでした。
幼虫の食草であるタデ科のスイバやギシギシを探し回っている最中だったのかも・・
次に出会う時には、その使命を果たした上での休息ポーズを目にしたいなぁと・・

※4/8に都内で撮影