冬越しの為に2014/10/04 21:58

冬越しの為に
昆虫の多くは卵の形で厳しい冬を乗り越えて行きます。
これからの時期は、産み落とされた卵を見つけるのも自然観察の楽しみとなります。
これは産卵真っ最中のシーン。親虫はミナミアオカメムシ(推定)でした。
整列した卵
産卵を終え、親虫が立ち去った後はこの通り。卵の総数は74個。
カメムシの多くがこの様に多数の卵を産みつける事は知っていましたが、改めて感心。
整列した卵の配置に親虫の几帳面な性格が表れている様に感じました。
ハラビロカマキリの卵鞘
一方カマキリは、卵鞘というパッケージに次世代の命を包んで越冬させる作戦です。
今日は真新しいハラビロカマキリの卵鞘を目にしました。
このカマキリは樹上性。木の枝等に産みつけるケースが多い様です。
今日見たこれもその通り。小枝を抱き込む様にしっかり固定されていました。
ハラビロカマキリのメス
これがハラビロカマキリ・メスです。
今の時期、この様にお腹がぱんぱんに膨れた個体を多く目にします。
それぞれが、最適な産卵場所探しに、知恵を絞る時期に入った様です。

※10/4に都内で撮影(ハラビロカマキリのメスのみ10/2に撮影)

コメント

トラックバック