夏の終わりの寂しさは? ― 2015/08/06 22:08
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ等、今の定番に混じって聞きなれない声が・・
夏の終わりを象徴するツクツクボウシの鳴き声。私にとっては今季の初聞きでした。
毎年、暑さがおさまる頃に耳にする、やや寂しさを漂わせるその声。
ムンムンの暑さの中で聞くと、かなり印象が異なりました。 ツクツクと入れ替わりに数を減らす筈のアブラやミンミンですが、依然現役バリバリ。
今、木立は、これらセミ達の混声合唱による大音響で凄い事になっています。
夏を盛り上げるって言う点ではいいかも知れないけれど、この声が一気に止んだら・・
夏の終わりに感じる寂しさは、例年を遥かに超えるものになるかも知れません。
※8/6に都内で撮影
寒がりなのにねぇ・・ ― 2015/08/07 21:14
目で見る立秋 ― 2015/08/08 20:58
空を見上げたら、あれれっ!って言う感じ。
秋の空を思わせる細かい雲がひろがっていました。一寸出来すぎじゃないの・・ 気温の方も、昨日までの猛暑からは一歩後退って言う感じ。
とは言え、日向を歩くのはちょっとなぁと言う位の暑さである事に変わりなし。
水辺のシオカラトンボも、日陰になる場所の水草に止まり翅休め中でした。
夏を象徴するトンボとしては、少しだらしないなと感じつつ、共感を覚えて一枚。 体形はシオカラトンボより貧弱なベニイトトンボ。でも全然だらしなくありません。
強い陽射しの中、オスとメスが連結しての産卵を、何回も繰り返していました。
このトンボ達は、近づきつつある夏の終わりを感じとっている様です。 昆虫の世界も、この先、夏から秋への場面変換を徐々に進めて行く筈です。
そんな事を感じて写した一枚。
左は、今を盛りと樹上で鳴き声合戦を繰り広げるセミの抜け殻。
右は、秋の野を元気に飛び回る筈のアオスジアゲハ幼虫です。
主役交代の時期が刻一刻と・・
※8/8に都内で撮影
表情のあるとんぼ玉 ― 2015/08/09 21:17
こんな風景に似合うものと言えば、やはりこれでしょうか。
熱気漂うこの場所を苦にもせず、翅休めするシオカラトンボ。
ごく普通種のトンボですが、この格好よさに思わずレンズを向けてしまいます。 私が感じるこのトンボの魅力はもうひとつ。エメラルド色に輝く複眼です。
とんぼ玉って言う言葉の起源は、おそらくこれなんじゃないかなと・・
これは正に生きたとんぼ玉。表情まで感じられる所がガラス製のそれとは違います。
例えばこれ。何となく笑っている様に見えませんか?。 夏のトンボの顔面ショットをもう一枚。
水草の繁みの日陰側で翅休めしていたショウジョウトンボのメスです。
いかにも女の子らしく、ぽちゃっとして可愛いなぁと・・
ところで、ここに隠れている理由は?・・
オスの追っかけが余りに激しいので、閉口してここに逃げ込んでいたのかも・・
確かに傍目に見ても、オスの強引さは、ちょっとなぁって言う感じです。
※8/9に都内で撮影
茶トラ親子に出会う ― 2015/08/10 20:18
よく見たら毛並みがそっくりでした。
チビはお母ちゃんが大好き。お母さんもチビが可愛くて可愛くてって言う感じ。
その割に、お母さんの目つきがキツ過ぎますが・・ 毛並みだけでなく、しっぽの形までそっくり。
いたずら盛りのチビ。今にもお母さんのしっぽにじゃれつきそうな雰囲気も・・ 公園の伐採木の上でのツーショット。
「ああ言うおじさんに、きやすく近づいちゃいけないよ。いいかい?」
「うん」・・・とは言うものの・・ 好奇心旺盛なチビは、カメラのレンズに興味しんしん。
と言うわけで、遊び道具の猫じゃらし越しの接近ポートレートを一枚ゲット。
ノラとして生きて行くのは大変だろうけど、お母さん似の怖い顔にならないでね。
※8/10に都内で撮影