見かけによる/よらない ― 2017/06/15 20:43
今の時期になると、たまに見かけるイトカメムシでした。
今日は何やら黒い物と一緒に写ったので、何だろうねと詳細観察してみたら・・ この通り、頭部から出た口吻(ストロー)が、黒い物体に向けられていました。
画像では被写界深度外で不明瞭ですが、目視では、それは明らかに昆虫でした。
タマムシの仲間・クズノチビタマムシと思われます。
と言う事で、これは、虫が虫を襲う残虐シーン(体液吸い取り中)だったと言う訳。
それにしても、いかにも弱々しい体形のこいつが、こんな事をしでかすとはなぁ・・
人は見かけによらないと言いますが、昆虫にもずばり当てはまる事なんですね。 イトカメムシは ”見かけによらず” ですが、これの場合は見かけのイメージどおり。
昆虫を捕らえ口吻を突き刺して体液を吸い取る殺戮者・ムシヒキアブの一種です。
行動はイトカメムシと同様ですが、こちらは見るからに、それをしそうな雰囲気。
今日は、殺戮行動の合間の休憩中らしく、口元に何も確認出来なかったのが幸い。
でも、休憩後は、再び飛び上がって、イメージどおりの行動に移る筈です。
※6/15に都内で撮影