カマキリファンとしては・・ ― 2020/11/06 17:58
これはユキヤナギの小枝で目にしたオオカマキリの産物。
二つの小枝にまたがる感じでしっかり固定されていました。
方角は正しく南向き。
中に眠る幼い命に、ぬくぬくの冬の陽射しを浴びさせようと言う配慮でしょうね。 この雌が産み落としたとは断言出来ませんが、可能性はあるかなと・・
母親としての重責を果たして、のんびり余生を過ごす段階に入った様です。
目つきのキツさは相変わらずですが・・ こちらは、クヌギの枝に産み付けられたハラビロカマキリの卵のう。
オオカマキリのそれとは明確に区別がつく形状をしています。 私の勝手な推測による母親がこれ。
人を睨み返す目力の強さはオオカマキリと同様です。
ところで、全ての卵のうが無事冬を越せる保証はありません。
お腹を空かした冬の小鳥達にほじくられる事例をいくつも目にしています。
そんな悲劇が起こらない事を、カマキリファンとしては、強く望みたい気持ちです。
※11/5と11/3に都内で撮影
調子がいまひとつ・・ ― 2020/11/07 22:16
日向ぼっこをするにしては弱すぎる陽射しで、ヌクヌク効果は期待出来ないみたい。 イナゴが好むのは、水辺に生えるヨシ等のイネ科植物の葉。
その現状はこの通り。青々としていた眺めが枯れ色主体のものに変わってきました。
イナゴ達にとっては、いよいよ厳しい時期に突入と言う事でしょうね。 緑が残る草地で目にしたツマグロヒョウモン。
セイタカアワダチソウの花を巡って吸蜜を繰り返していました。
しかし、時々この様に、地べたの草の葉に止まって固まってしまいます。
薄曇りの空が拡がり、気温もかなり低め。
こんな日は、さすがの元気者も、調子がいま一つ出きらない様子でした。
※11/7と11/3(水辺の風景)に都内で撮影
旬の花に来て・・ ― 2020/11/08 18:50
花が小さいだけに、この様に脚を踏ん張っての吸蜜ポーズになってしまいますね。
多少疲れるかも知れないけれど、至福の時を過ごしている事に間違いなし。 蜜の供給源として、秋の昆虫にとってはフレンドリーな存在ですが、人にとっては・・
こんな物凄い果実(痩果)を付けるから油断できません。
先端が鋭い針状にとがっているのは、人の衣服や獣の毛に絡みつく為の作戦。
他力本願で生息エリアを拡げようという巧妙な手口の使い手です。
私も何度かチクチクの被害にあっているので、最近は引っ掛かりませんが・・ こちらは、人には被害を与えない・・むしろ好感を持って迎えられる存在。
イヌタデ。色や形がお赤飯を連想させる事から、俗称・アカマンマ。
懐かしいままごと遊びの思い出につながる野の花です。 今日は、ホソヒラタアブがやって来て、丁寧な吸蜜を繰り返していました。
小粒な花には、これ位の大きさの昆虫がベストマッチですね。
※11/8に都内で撮影
復活? ― 2020/11/09 21:39
ここに住む昆虫も次第に数を減らして、寂しくなって行くなぁと思ったのですが・・ 目を凝らして見たら、予期せぬものとの出会いが叶いました。
細長い草の葉に止まっていたトンボ。
アキアカネにしてはいやに小さいなぁと、興味を持ってそーっと追跡して見たら・・ 草を伝い飛びして餌を探し求めている様子。間近の草に止まった瞬間をキャッチ!。
この草むらでは本当に久しぶりの出会い・マイコアカネのメスでした。
以前には真っ赤な体色を持つオスも目撃出来たのですが、何年にも渡ってさっぱり。
何らかの事情変化によって、この地での復活が実現したのでしょうか。
そうであれば嬉しいのですが・・
※11/8に都内で撮影
それぞれの日向ぼっこ ― 2020/11/10 20:41
晩秋の野では日向ぼっこを楽しむ昆虫の姿を多く目にしました。
水辺の草の枯れ茎に止まっていたのは、アキアカネ・雄。
光を浴びて輝く翅はご覧の通り、ボロボロ。
秋の日々を精一杯生き抜いてきた名誉の負傷と言ったところでしょうか。 陽射しの暖かさの恩恵を受けて、持ち前の闘争心を忘れた感じ。
そんな風に見えたのが、エノキの葉に止まっていたオオカマキリ・雌。
だらんと垂らした前脚。これじゃあ、到底即戦力にはならない感じ。
らしくないけど、こんな一面もあるんだなぁと・・ 白く泡立ったセイタカアワダチソウに、ナナホシテントウが止まっていました。
こちらも、日向ぼっこの心地よさを堪能中?。
と決めつける事は出来ない様な・・好物のアブラムシ退治に奔走中だったのかも・・
※11/10に都内で撮影