危険が一杯の日々に・・2021/01/09 20:12

危険が一杯の日々に・・
カマキリの母達が好んで産卵をするユキヤナギの木の今日の様子です。
枝に残る葉は残り少な。産み付けられたオオカマキリの卵のうも剥き出し状態でした。
(画像ほぼ中央です)
ユキヤナギの紅葉
これは、ほぼ一週間前(1月3日)に、同じ木で同じ卵のうを撮影した画像です。
紅葉したと思ったらあっという間に散ってしまったんですね。
で、枝に産み付けられた卵のうは、隠蔽効果ゼロの状態になってしまったと言う訳。
この木を産卵場所として選んだのが正解だったのか、疑問に感じてしまうのですが・・
容易に見つけられたオオカマキリ卵のう
しかし、昆虫観察派としては、枝剥き出し状態への変容は歓迎すべき事。
あっ、ここにもあった!と、今迄気づかなかった卵のうを見つける機会が増えます。
これは今日発見した一品。がっしり枝またぎで、巧妙に産み付けられていました。
破壊されたオオカマキリの卵のう
枝剥き出し状態になったのを歓迎しているのは、私だけではありません。
それを物語る光景がこれ。まさに穴だらけ。ボロボロに破壊された卵のうです。
こんなひどい状態にしたのは、カマキリの卵のうを好んで食べる野鳥達。
餌が少ないこれからの時期、目につき易くなった卵のうは絶好の越冬食と言えそう。
卵のうの中に眠る幼い命にとっては、危険が一杯の日々に突入と言う訳ですね。

※枝剥き出しは1/9に、紅葉画像は1/3に、いずれも都内で撮影