寒さで幕開けの2月 ― 2021/02/01 18:24
遠方にある火力発電所の煙突から排気(水蒸気)が高く立ち昇っていました。
気温が著しく下がった日に見られる現象。
大寒を過ぎたとは言え、寒さもいよいよピークの時期に差し掛かった様です。 それでも、春の野に咲く花が、ぼちぼち顔見せをし始めています。
今日は、オオイヌノフグリの花を今季初めて目にしました。
・・とは言っても、ひとつだけぽつんと。こわごわ咲きましたと言う感じにも・・
下方、草の葉に止まるナナホシテントウなんて、完全に固まっていました。
明日、暖かな陽射しが戻る事に期待かな・・ ”寒い時期にはこれだよ” って言う感じで枝に引っかかっていた綿状の塊。
ある種蜘蛛の幼体が多数潜む耐寒仕様のパッケージですね。
よく見ると表面にブツブツと言う感じで、複数の幼体が姿を現していました。
もうしばらくは、暖かい綿の中に潜り込んでいた方がいいと思うけど・・
多分、うわー寒いって、再び潜り込んでしまったんでしょうね。
※2/1に都内で撮影
希少価値あり ― 2021/02/02 19:02
俗称ミノムシでした。ミノガ(蛾)の仲間の幼虫が潜む冬ごもりの為のシェルター。
植物の切れっ端を寄せ集め、細い糸でまとめ上げた労作です。
以前はごく普通に目撃出来たのですが、今は希少価値ありと言える程に数が少ない。
久しぶりに出会ったこれ、がっちりとした造りの見事な出来栄えでした。
さて、この中から新しい生命がデビューを果たすのはいつごろ?・・ いっぽう、こちらの場合は、そう先の事ではない筈です。
成虫誕生前の最終段階・テントウムシのさなぎ。草の葉上で頻繁に目にします。 さなぎがあると言う事は、そこから生まれた成虫の姿も、この辺りにきっと・・
大当たり。寒さ厳しい時期にも関わらず、活動を続ける成虫の数もそれなりに多い。
これはナナホシテントウ。トレードマークである赤+黒の背中を見るとほっとします。
それにしても、本当に寒さに強いねぇ・・
※2/2に都内で撮影
気持ちがほっこり・・ ― 2021/02/03 17:38
寒さが厳しい今の時期、こう言うのを目にすると、気持ちがほっこり癒されます。 エノキの幼木で目にした葉痕。とんがり帽子を被ったみたいで、ちょっとユーモラス。
私同様、空を見上げて、今日は天気が良くて最高だね!とつぶやいていた様にも・・ 穏やかな天気は、一足早く咲き始めたタンポポの花にも一層の元気を与えたみたい。
ほぼ満開状態の一輪を目にしました。
・・となれば、当然!・・
待ってましたとばかりに、やって来ていたのはフタホシヒラタアブ。
今日は蜜の出も良好らしく、かなり長い間この状態で固まっていました。
”毎日この調子でお願いします” って言う気持ちだったんでしょうね。
※2/3に都内で撮影
春は水辺から?・・ ― 2021/02/04 15:58
水中で日向ぼっこをしている様に見えたメダカ。じっと固まって動きません。
二匹いるように見えますが、左側のは、自らのシルエットが水底に投影されたもの。
この日の陽射しの強さを物語っていました。もしかして水中の方が暖かかったかも・・ この小さなアブは、枯れて水面に倒れ込んだヨシの葉上で日向ぼっこ中。
喫水線ギリギリと言う箇所に留まっていました。
喉の渇きを癒す為にここに来た?。真相は判りませんが、そんな風にも・・ 視線を水面から上にあげてみると、そこはカラカラの乾いた枯れ色一色の世界。
ヨシの枯れ茎が林立しています。
そして、そこにはオオカマキリの卵のうがいくつか点在していました。
ここは、陽当たりも良好だし、茎への固定もバッチリ決まっています。
あとは、お腹を空かした小鳥達の攻撃さえ避けられればと言う事でしょうね。
春のベビーラッシュは水辺から・・そんな展開もありかなと・・
※2/4と2/3に都内で撮影
ポカポカ陽気の訪れを・・ ― 2021/02/05 15:21
これは公園の梅並木の今日の様子。見頃一歩手前まで進展していました。 そこでは、こんな幸せそうな光景を目にする事が出来ました。
心おきなく旬の花を楽しむ・・そんな日々の訪れを強く望みたい気持ちです。 花は開けど、寂しい局面に大きな変化が見られないのが昆虫世界の現状。
ほぼハズレなく出会えるものは、ごく限られてしまっています。
その一つが、各種ハエ達。
これは、ツワブキの葉上で日向ぼっこをしていた太っちょなやつ。
いかにもタフそうな体つきですが、時々、こうしてパワーの充電が必要らしい。
こいつも、ポカポカ陽気の日々の訪れを心待ちにしているんでしょうね。 夕刻5時過ぎに見た東南の空。
ほんのりと色づいたその眺めに、何となく春の近づきを感じたのですが・・
さすがに気が早すぎでしょうね。
※2/5に都内で撮影