春の花に来て・・2021/03/01 15:19

春の花に来て・・
日陰に入るとまだまだですが、日当たりのいい場所では、寒さがやや緩んだ様にも・・
さすが三月と言った所でしょうか。目にする昆虫風景もちょっぴり春めいた感じ。
これは満開のタンポポの花に来て吸蜜をするモンシロチョウ。
どこにみ傷みの見られない綺麗な翅、デビューして間もない事の証明です。
ナノハナ畑のハチ
ナノハナ畑を活発に飛び回っていたのは、ミツバチ達。
まだ閉じたままの蕾も多いけど、取り敢えず食欲を満たすには十分な量の様でした。
足にはバッチリ花粉団子を付けて・・果たすべき任務の方も忘れてはいませんね。
カワヅザクラの花で吸蜜するハチ
早咲きの桜・カワヅザクラにもハチの姿が・・
花の数が多いので、どれにしようか迷っているみたいで、花の周りをブンブン・・。
これは、この花が良さそうだと言う事で着陸(?)のシーンです。
花としてはウェルカム!、どうぞゆっくりしていってねと言う事かも・・
体に花粉をいっぱい付けて、他の花に媒介するのが、ハチ達の役目。
どうやら、その任務はしっかり果たせそうですね。

※3/1に都内で撮影

こんな空も・・2021/03/02 16:52

こんな空も・・
足早に通り過ぎて行く灰色の雲。穏やかな春の空とは正反対の眺めが続きました。
春がどっしりと腰を据える迄には、こんな空も避けられないと言う事でしょうか。
ホトケノザの花
顔見せを始めた春の花達にとって、陽射しが途切れてしまったのが、何よりも辛い。
ホトケノザの花も、どっちを向いて咲いたらいいのか、意見が割れている様子でした。
自信たっぷりの咲き方を見せるには、春の陽射しの力添えが絶対必要な様ですね。
働きアリ奮闘中!
これは、豊かな陽射しが降り注いだ昨日、地面スレスレで目にした光景です。
大きな荷物を、全身の力を込めて運搬中のアリ。
運んでいるのはゾウムシの一種の遺骸と思われます。巣穴を目指して奮闘中でした。
春の訪れは、アリ達にとっては、超多忙な日々への突入を意味します。
陽射しに恵まれなかった今日は、たぶん開店休業状態だったかも・・
明日、晴れさえすれば、再び・・となる事は間違いないでしょうね。

※3/2と3/1に都内で撮影

穏やかな陽射しを浴び・・2021/03/03 16:53

穏やかな陽射しを浴び・・
穏やかな陽射しを浴びて、春を待っていた物達が一気に活気づいた感じ。
タンポポの花も、やる気全開!と言う感じの咲き方を見せていました。
タンポポの花で吸蜜するアブ
となれば、当然の事ながら、昆虫達へのアピール度が格段にアップした様です。
これは、常連客とも言える小型アブの吸蜜シーン。
シベに前脚を差し伸べての丁寧な吸蜜を繰り返していました。
まさにこの時を待ち望んていたんだよって言う感じでしょうか。
緑色の草の葉を運ぶアリ
豊かな陽射しは、働きアリ達にとっても、大きな力添えになったみたい。
巣穴に向けて様々な物を運ぶ姿をいくつも目にしました。
そんな中、このアリの運搬物は、ちょっと風変わり。
口でくわえて、ワッセワッセと運んでいたのは、緑色の細長い草の葉でした。
何か有効活用の見込みがあるんでしょうか。とにかく一生懸命!。
君はハキリアリの親戚か?と、問いかけたい気持ちになりました。
何はともあれ、徒労に終わらぬ事を祈るばかり・・

※3/3に都内で撮影

その一歩手前まで・・2021/03/04 16:30

その一歩手前まで・・
穏やかな陽射しが、安定して降り注いだ日。
さすがに、春本番とまでは行きませんが、その一歩手前まで来たなと感じる光景も・・
小粒な白い花が咲き揃ったユキヤナギの木では、ルリシジミの姿を確認出来ました。
いわば独占状態。蜜の出が良さそうな花を選んで吸蜜を繰り返していました。
他のシジミチョウに邪魔されずに、ウハウハ気分に浸っていたみたい。
早起きの蝶ならではの特典ですね。
やたら元気だったキタテハ
依然枯れ色が主体の草地で、活発に飛び回るキタテハを目にしました。
花の蜜を求めるのではなく、ただひたすら、あちらと思えばまたこちら・・
陽射しが燦々のこんな日は、じっとしていられないと言う事でしょうか。
寒さにじっと耐えて来たうっぷんを晴らしている様にも感じました。
カエルの幼体がウジャウジャ・・
水面に目を移したら、こんな賑やかな光景も・・
枯れた水草の葉が敷き詰められた水底に、小さな黒い物体がウヨウヨ!・・
卵から孵ったカエルの幼体ですね。ごく最近この姿に変身した模様。
草むらにも水辺にも春の気配が濃厚に漂い始めました。
この先も、穏やかな空模様が安定して続く事を、望みたい気持ちです。
でも、予報の方がちょっとね・・

※3/4に都内で撮影

薄曇りの日も・・2021/03/05 16:03

薄曇りの日も・・
予報は曇りと言う事だったのですが、薄陽が射す時間もある、まずまずの日和でした。
そんな薄曇りの空の下、春到来を告げる新顔が顔見せをしていました。
ひょろっと伸び上がった茎の先に、とんがり頭の穂を付けたヘラオオバコ。
地面すれすれに拡がるロゼット葉を、以前から目にしていましたが、いよいよ!・・
弱い陽射しの下で目にしたルリシジミ
今日も出会えたルリシジミ。
肉厚の頑丈そうな木の葉に止まって、弱い陽射しながら、日向ぼっこをしていました。
カメラをかなり接近させても、飛び去る気配を見せません。
この分だと、普段なかなか披露してくれない開翅ポーズも期待できるかなと・・
ルリシジミの開翅ポーズ
しばらく待たされましたが、予想が的中!。
全開と迄は行きませんでしたが、こんな姿を披露してくれました。
今日の様な薄曇りの日は、陽射しの温熱効果がいま一つ足りないのかも知れません。
”ここまで開けば、少しは暖まるかも” との期待を込めての開翅だった様にも・・
薄曇りの日も、まんざら捨てたもんじゃないなぁと・・
あくまでも、勝手な推測ですが・・

3/5に都内で撮影