梅雨入り秒読み? ― 2015/06/07 21:07
その空に向かって、ひょろっと伸び上がっていたのは活力溢れる野草・クズの蔓。
これを含めて多くの植物が待ち望んでいるのは、水の恵み。
潤沢な恩恵にあずかれる梅雨の訪れも、既に秒読み段階に入った様です。 梅雨入りの頃に、頻繁に目にする様になる昆虫がいます。
このキマダラセセリもそのひとつ。
セセリチョウの仲間としては、異質とも言える派手めな斑紋が印象的です。
この蝶の生息期間は6月から9月とされていますが、何故か今が最多目撃期。
私は、梅雨入り間近を告げる蝶と言うイメージを強く抱いています。 伸び始めたヤブガラシに止まっていたのは、アオイトトンボ。
このトンボを多く見かける様になるのも、ちょうど今の時期です。
今はこの様に、草地や木立に潜んでいますが、やがて繁殖行動の為、水辺へ・・
降り注ぐ夏の陽射しの下、オスとメスが繋がるハート形を目にする事になります。 ゆったりと翅を開いて止まる姿は実に優美。
さらに魅力的なのが、青緑に光るメタリックカラーの背中。
シンメトリーの美に、魅了されながら、そーっとシャッターON。
※6/7に都内で撮影