日暮れに急かされて・・ ― 2016/12/08 21:20
日没寸前の空の表情のバリエーションが思いのほか豊か。
名画家の画才を以てしても、表現しきれない様な筆づかいを見せてくれます。
今日の夕空もまさにそれ。
しかしこれもほんの束の間の事。それを楽しむタイミングが非常に難しい。 さて、肝心の自然観察の方はと言うと・・
傾いた陽射しに焦りを感じて這いつくばった草地。そこで目にしたワンポイントです。
数少ない草の茎に止まるヒメカメノコテントウでした。
草が生えている限りしぶとく生き延びるのが、この種の好物であるアブラムシです。
それを捕獲中だったのかも知れません。
細々としたそんな採餌をしながら、成虫の状態で長い冬を越す・・
今日のこの目撃が、決して見納めとは言えない所が、なんとも頼もしい。 一方こちらは、ほぼ見納めに近いかも・・
太い木の幹に止まっていたハラビロカマキリのメス。
私の経験からすると、ベストスリーに入る位の遅い時期での目撃です。
”無事に産卵は済ませたの?” そんな事を問いかけたい気持ちになりました。
一応この幹を目視で探って見ましたが、産み付けられた卵鞘は確認出来ず。
そこのところがちょっと気がかり・・
※12/8に都内で撮影