クジ運次第2018/12/11 21:40

クジ運次第
地表を埋め尽くすおびただしい数のエノキの落ち葉。
寒風を受け、ザワザワと動く様は、冬の始めならではの風物詩と言えそうです。
私のもうひとつの興味は、この葉の裏側。
ゴマダラチョウやアカボシゴマダラの越冬幼虫が潜んでいる可能性が大。
でも、数が数だけに、ズバリその葉を引き当てられるかは、その時の運次第。
クジ運が極めて悪い私は、中々的中できないでいます。
アカボシゴマダラの幼虫
参考に以前撮影したエノキの葉上のアカボシゴマダラ幼虫の画像を掲載します。
撮影は11月中旬。この時はエノキの葉もまだ僅かながら緑色を残していました。
この葉が枯れて地表に・・それと一緒に幼虫もと言う展開を辿った訳ですね。

※落ち葉は12/9に、幼虫は2015/11/16に、いずれも都内で撮影。
※幼虫画像は、同日のブログ記事に掲載済みの物を引用しました。

※お知らせ;事情により、この先暫くの間、記事更新に間隔をあける予定です。

戸惑っている?・・2018/12/13 20:20

戸惑っている?・・
陽射しを遮る雲の隙間から直線状に射し込む光の束・天使の階段がくっきり。
ぴーんと張り詰めた寒気を象徴する、正に冬本番を象徴する眺めと言えそうです。
寒い日に見たノゲシの花
これは地表すれすれで目にしたノゲシの花一輪。
暖冬かと思い、早目に咲き始めたけれど、ここ数日の寒気襲来に戸惑い気味?・・
今日も、ここ迄開くのがやっとと言う感じでした。
この程度では、蜜を求める昆虫達に対するアピールパワーは明らかに不足。
事実、あたりにそれらの姿は全く無し。
寒気だけでなく、寂しさも漂う地表スレスレのワンシーンでした。

※12/13に都内で撮影

今日もきっと・・2018/12/14 20:38

今日もきっと・・
所用の合間に樹木が多い公園で一休み。そこで見上げた空はこんな感じでした。
落葉樹の多くが葉を落とした為、見通しは極めて良好。
冬の晴れ空特有のクールなブルーが、目にまぶしく感じられました。
某所の内壁に止まっていたトリバガ
肌に触れる空気もぴーんと張り詰めて、まさに冬本番の趣きに・・
いくら目を凝らしてみても、めざす昆虫との遭遇は叶わずでした。
でも、いる所にはいたんでしょうね・・と言う事で過日撮影した画像を一枚。
風を避けられる某所の内壁で目にした奇妙な形の蛾・トリバガです。
その某所とは前にも紹介しましたが、冬の間も昆虫に出会える可能性が高い穴場です。
具体名は避けますが、寒い時期には特に生理的欲求が高まって利用機会が増える所。
今日も張り付いていたんでしょうね、寒がりな昆虫が内壁にべたっと・・

※風景は12/14にiPhone8で、蛾は12/8に、いずれも都内で撮影

物悲しい2018/12/15 20:53

物悲しい
舗装道路の表面にへばりつく様に止まっていた緑色型のハラビロカマキリ・雌。
陽もだいぶ西に傾き、寒気があたりに立ち込め始めていました。
これ迄の陽射しを浴び、僅かに暖まった路面にお腹を付けて暖をとっている感じ。
ハラビロカマキリ、ギブアップ?
得意のファイティングポーズもどこへやら。
このアングルからでは、”もうギブアップ!” と言う雰囲気さえ・・
終末期に至った昆虫の姿は総じて物悲しい。
名うてのこのハンターの場合も然り。
壊れた網にしがみつくジョロウグモ
名うてのハンターの物悲しい姿は、樹上にも・・
壊れた網に、しがみつく様に止まっていたジョウロウグモの雌です。
この頼りない網では、強い北風が吹き付ければ、ひとたまりもなく・・
その時が間近に迫っている様に感じました。

※12/15に都内で撮影

すっかり真冬の・・2018/12/16 18:46

すっかり真冬の・・
すかっとした晴天に恵まれたきのう日中の風景です。
枝が剥き出しになった冬姿の木。空もすっかり真冬の表情に変わっていました。
さて、気温の方はと言うと、陽射しも恩恵が感じられない程の肌寒さ。
陽射しが途絶えた今日は、当然の事ながら寒さに一段と拍車が掛かった感じでした。
日光浴中のダンダラテントウ
越冬生活をおくる昆虫達も、ここ数日の間の気温の激変には戸惑いを覚えている筈。
激しい活動は控え、日向ぼっこに専念する様子を所々で目にしました。
これは北風を避けられる場所の葉上でじっと固まっていたダンダラテントウ。
でも、いつまでもこうしている訳には行きません。
冬の日暮れは急ピッチ。そろそろ夜を過ごす場所探しを始める頃合いだったかも・・

※本日撮影の画像ではありません(12/15に都内で撮影)