強まる陽射しに ― 2013/02/01 20:51
そのことは判っていても、温もりの季節に一歩近づいたことは間違いありません。
降り注ぐ陽射しの強まりがそのことを告げている様です。 水辺の草も多くが倒れきって、その隙間から水面が覗ける様になってきました。
陽の光を映し眩しく輝く水面。目を凝らすと少数ながら小魚の姿も確認出来ます。
春への歩みは水の中でも密かに始まっている様です。
次はオタマジャクシでしょうか。 足下の草もそろそろ目覚める頃。
地にひれ伏して寒さに耐えていた草のロゼット(根出葉)もこんな姿に・・
例年ですと、この様に起き上がり始めてから、完全に起立する迄の期間は驚く程短い。
生き生きとした緑の群落が復活するのも間近と思われます。 樹木の芽吹きも着々と・・
未練たらしい枯葉の為、窮屈そうでしたが、空を目指し伸び上がろうとしていました。
※2/1に都内で撮影
寒さが緩んで・・ ― 2013/02/02 19:31
見上げる空もどこか春めいた感じ。飛行機雲も薄ぼんやり。
点々と浮かぶ雲も何となくのんびりとした表情を漂わせていました。 この暖かさが続けば、遅れ気味だったウメの開花も一気に進みそうです。
今日目にした中で、最先端を行く咲き方だったのがこの木。
固い蕾がやっと開きましたと言う感じでしたが、これを目にするとやはり嬉しい。 開花を待ちかねていた昆虫達も、これを目にしてほっと一息ついている筈。
画像中央やや左に写っているのはホソヒラタアブ。
甘い蜜の在処を探って飛び回っていました。 地表すれすれでは、早春の花・オオイヌノフグリの青紫色が目立ち始めました。
この花も蜜を求めるアブ達にとっては貴重な存在です。
フタホシヒラタアブ。花から花へ、伝い飛びしながら吸蜜を繰り返していました。 昆虫達は大忙し。
一方公園のノラはと言うと・・
ぽかぽか陽気の日にとる行動は当然これ。予想に違わぬ脱力ぶりでした。
※2/2に都内で撮影
地表すれすれで見た ― 2013/02/03 21:06
このヒメオドリコソウも忘れる事は出来ません。
他に比べ、出遅れた感じでしたが、少数ながら目撃出来る様になりました。
踊り子って言う名前は、可愛らしい姿とピンクの色からの連想でしょうか。
私が連想するのは、巣から顔をのぞかせた小鳥の雛。
口を大きく開けて、親鳥に餌をねだる姿に似ている様に思えるのですが・・ 先行して咲き始めたオオイヌノフグリ。
自信を持った咲き方を見せる様になって来ました。この花も全開です。
目指しているのは正しく太陽の方向。ほぼ直立状態で空を見上げていました。 咲き方が本格的になれば、蜜を求めるアブの目に留まるのも当然。
今日はホソヒラタアブが吸蜜にやって来ていました。
小さいアブですが、この花にとってはかなりの重量級です。
アブの体重で、こんな風にかしいでしまいます。
でも大切な花粉の媒介役だから、我慢我慢って言うことかも・・ 今日も出会えたナナホシテントウ。
お決まりの日向ぼっこポーズを決めていました。
お目当てのアブラムシが活動を始める迄にはもう少し時間が必要みたい。
今はひたすら冷えた身体のケアーに専念する時期の様です。
※2/3に都内で撮影
立春を過ぎれば・・ ― 2013/02/04 22:48
しかし陽射しの有無に関係なく、気温はかなり高めでした。
行ったり来たりはあるにせよ、立春を過ぎれば・・そんな期待を抱いてしまいます。 春への確かな兆しを確認出来る様になってきました。
これは枝にびっしりと付いたユキヤナギの芽。
いつ割れてもおかしくない程の膨らみ様でした。 イヌコリヤナギの芽も完全に目覚めた感じ。
しかししっかり綿毛にくるまれています。寒さへの用心怠り無しって言う感じ。 花の少ない時期の彩りとして目を楽しませてくれたサザンカ。
これ迄花ばかりに注目していましたが、葉の陰を覗いたら小さな実がぽつんと・・
同じ仲間のツバキの実はつるつるですが、こちらはふさふさの綿毛を纏っています。
ちょっと寒がりなのかも・・
※2/4に都内で撮影
熊の手が・・ ― 2013/02/05 20:38
ぞっとする光景ですが、心配無用・・ 公園のウォークボードを占拠して毛繕い中のノラの手でした。
てかてかに光った毛並みを持つ黒猫。カラス猫って言う言い方もあった様な・・
昔実家で飼っていた黒猫(名前は単純にクロ)にそっくりでした。
野良猫あがりの気ままな奴で、一週間位家を空けては又ふらっと帰ってくる事も度々。
そんな事を思い出して、妙に親近感を感じてしまいました。 同じ公園で見つけた小さな春。
大きな木の根元に一輪だけ咲いていたスミレです。
清々しい色合いに心洗われる感じ。
今夜から降ると予報されている雪に埋もれてしまわなければいいけれど・・
※2/5に都内で撮影