秋の主役が続々と・・2013/08/26 21:10

秋の主役が続々と・・
灼けつく様な暑さもおさまり、草むらの雰囲気にもかなりの変化が見られます。
秋の草むらの主役とも言える昆虫達も続々と登場し、賑やかになって来ました。
▲今日多く見かけたのが、アシグロツユムシの幼虫。
露虫と言う名からも察せられる通り、露に濡れた秋の草が似合う繊細な昆虫です。
獰猛な雰囲気の物も多いキリギリス類の中では、異色の存在と言っていい様です。
アシグロツユムシの幼虫
細い身体に、ずば抜けて長い触覚と後脚。
幼虫のこの姿からも、スマートな成虫の片鱗がうかがえると思います。
こんなに繊細な昆虫は、夏の日照りの下で生きるのはとても無理でしょうね。
脱皮成功
秋の草むらを賑やかにする主役的存在が各種のバッタたち。
シーズンのピークに向けて、続々と成虫への孵化が行われています。
少し目を凝らすと、この様な抜け殻を見つける事が出来ます。
これは脱皮が見事に成功した例。きれいに脱ぎ捨てる事が出来ました。
脱皮中のオンブバッタ
近くの草で見たショックな光景です。
脱皮中のオンブバッタですが、何だかややこしい事になっていました。
必死に殻から抜け出そうともがきますが、うまく行きません。
翅もよれよれになってしまっているし、成虫化はおそらく絶望的と思われます。
この様な形で、命を落とす幼虫も多いのでしょうね。やはり自然は厳しい。
ハラビロカマキリの成虫
水草の葉にハラビロカマキリの成虫が止まっていました。
お尻をくいっと曲げた幼虫時代の一寸情けない姿の痕跡は既になし。
貫禄十分の姿で、”秋の主役は我なり” と宣言している様にも感じられました。
ハラビロカマキリの成虫
怖い様で、結構ひょうきん者。
葉っぱの裏でひっくり返って、ハイ!チーズ・・な訳ないですね。
かなり怒ってカメラを睨みつけてるんだと思います。
これからも狩りの邪魔をしない様に、カメラを向けて行こうっと・・

※8/26に都内で撮影