冷たい雨のその後に ― 2013/12/10 20:16
濡れ落ち葉の上に、サザンカの花びらが沢山散り落ちていました。
まだ咲き始めたばかりと言う感じですが、冬の花は散るのも早い。 同じく冬の花・ヤツデに宿る雨滴。
冬の雨は、厳しい寒さも一緒に連れて来るので、身体にきつい。
この花もじっと耐えている様に感じられました。 雨と風のせいで壊れたのか、ジョウロウグモの網はめちゃくちゃの状態。
おまけに腹の足しにもならない枯れ葉まで引っかかって・・
蜘蛛としては完全に戦意喪失って言う感じ。
昆虫観察者にとっては憎まれ役のこの蜘蛛。その寿命も終焉間近でしょうか。 これは12月3日に撮影したユキムシ(雪虫)の飛翔画像です。
中々実態がつかめない昆虫なんですが、今日ようやく・・ 白い物がふわふわ飛んでいるなと言う事で、追跡したところ枯れ草にふわり。
飛ぶ様子は空中に漂う白い塵にしか見えないのですが、しっかり翅も脚もある。
昆虫としての体形の要件は完全にクリアーしている事が確認出来ました。 横に回り込んでみたらこの通り。
黒い身体が綿状の白い物質で覆われていることが判ります。
飛翔する場面では、この白だけが目に止まるので、塵の様に見えるのですね。
体長5ミリ弱、俗称:しろこばば、しろばんば等。アブラムシの仲間です。
※12/10に都内で撮影(参考画像は12/3に撮影)